不登校でゲーム漬け。親が「ゲーム以外」の関心を引き出すには

CoCon編集部

THE INSIGHT / お悩み解決

不登校の子どもが、毎日ゲームばかりしている。このままでいいのだろうか、将来が不安で仕方ない……。もしあなたがそうした悩みを抱えているなら、あなただけではありません。多くの保護者の方が、「ゲーム以外に興味を持たせるにはどうしたらいいだろう」と心配し、出口の見えない状況に途方に暮れていらっしゃいます。

でも、安心してください。子どもがゲームに没頭する背景には、決して「怠けている」だけではない、複雑な心の動きが隠されていることがほとんどです。CoConは、あなたが抱える不安に寄り添い、子どもがゲーム以外の世界にも目を向けるための、具体的なヒントと優しいアプローチを一緒に考えます。

ゲームに没頭する子どもの姿に、あなたは一人で悩んでいませんか?

「朝から晩までゲームばかり」「声をかけても返事がない」「食事中もスマホを手放さない」——。不登校の子どもがゲームに没頭する姿を見て、焦りや不安を感じるのは自然なことです。このままでは、勉強もせず、社会性が身につかないのではないか、将来どうなってしまうのだろうと、胸が締め付けられるような思いを抱えているかもしれません。

しかし、子どもがゲームに夢中になるのは、決して保護者の方の育て方が悪いわけではありません。多くの場合、ゲームは子どもにとって、学校や現実世界のストレスから逃れるための「安全な避難場所」であり、また、自己肯定感を得るための大切なツールとなっていることがあります。

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不登校とゲーム、その背景にある子どもの気持ち

学校に行かない子どもにとって、ゲームの世界は安心できる居場所です。そこでは、自分のペースで目標を達成できたり、オンラインの仲間とつながったり、現実では味わいにくい成功体験や達成感を得ることができます。

例えば、現実世界で人間関係に悩んだり、勉強についていけなかったりする子どもにとって、ゲームは「自分を肯定できる場所」になり得ます。ゲーム内のキャラクターを成長させることで、自分の努力が報われる喜びを感じ、オンラインでの交流を通じて、安心してコミュニケーションを取れる仲間を見つけることもあります。

「ゲームばかりしていると、かえって現実世界への興味がなくなるのでは」と心配になるかもしれません。しかし、無理にゲームを取り上げたり、頭ごなしに批判したりすることは、かえって子どもの心を閉ざし、信頼関係を損ねる可能性があります。

「ゲーム以外に興味を」焦らず、子どもの心に寄り添う3つのステップ

子どもがゲーム以外の世界に目を向けるためには、焦らず、子どものペースを尊重することが大切です。まずは、保護者の方が子どもの気持ちに寄り添い、信頼関係を築くことから始めましょう。

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ステップ1: 子どもの「好き」をまずは徹底的に肯定する

子どもが今、夢中になっているゲームについて、まずは保護者の方が興味を持って話を聞いてみましょう。どんなゲームで、何が面白くて、どんな目標があるのか。もし可能であれば、一緒にプレイしてみるのも良いでしょう。子どもの「好き」を頭ごなしに否定せず、理解しようとする姿勢が、子どもの心を開く第一歩になります。

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ステップ2: 小さな「きっかけ」を日常に散りばめる

ゲーム以外に興味を持ってもらうためには、無理に何かを押し付けるのではなく、日常の中に、さりげなく興味の種を散りばめることが有効です。例えば、ゲームのキャラクターが登場する漫画やイラスト集を置いてみたり、ゲームの世界観と似た映画やアニメを一緒に見てみたり。また、料理や簡単なDIY、近所の散歩など、五感を刺激するような体験を提案してみるのも良いでしょう。あくまで「提案」であり、強制ではないことが重要です。

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ステップ3: 「できない」ではなく「できた」に目を向ける

ゲーム以外のことに少しでも関心を示したり、わずかな行動を起こしたりしたときは、具体的に褒めて、子どもの自己肯定感を高めてあげましょう。「この本読んでみたんだね、ありがとう」「一緒に散歩してくれて嬉しいよ」といったポジティブな声かけが、次の行動への意欲につながります。結果ではなく、そのプロセスや、子どもの小さな変化に目を向けることが大切です。

ゲーム以外の「興味の種」を見つける具体的なヒント

では、具体的にどのような「興味の種」を提案できるでしょうか。子どものタイプや興味の傾向に合わせて、いくつかのヒントをご紹介します。

遊びの延長線上にある学びを見つける

ゲームへの関心を、さらに深く掘り下げていくアプローチです。ゲームを「プレイする側」から「作る側」に視点を変えることで、新たな興味が生まれることがあります。

  • ゲーム制作やプログラミング:Scratchなどのプログラミングツールや、ゲーム制作ソフトに触れてみる。
  • イラストやデザイン:ゲームのキャラクターデザインや、ファンアートを描いてみる。
  • 動画編集:ゲーム実況動画の編集や、好きなゲームの紹介動画を作ってみる。
  • eスポーツ:ゲームを競技として捉え、戦略性やチームワークに触れる。
  • オンラインコミュニティ:共通の趣味を持つ仲間とオンラインで交流し、情報交換をする。

これらの活動は、ゲームで培った集中力や問題解決能力を活かしつつ、創造性や論理的思考力を育むことにもつながります。

外の世界に目を向けるきっかけ作り

少しずつ、ゲーム以外の現実世界にも目を向けてもらうための働きかけです。

  • 散歩や自然との触れ合い:近所の公園や庭で、花や虫を観察したり、季節の変化を感じたりする。
  • 図書館や書店:子どもの興味がありそうなジャンルの本や雑誌を一緒に探しに行く。
  • 博物館や科学館:ゲームの世界観と関連する歴史や科学の展示を見に行く。
  • 料理やものづくり:一緒に食事を作ったり、簡単な工作をしたりして、達成感を味わう。
  • 地域のイベント:お祭りやフリーマーケットなど、気軽に参加できる地域の催しに誘ってみる。

これらの活動は、子どもの五感を刺激し、新たな発見や喜びにつながることがあります。無理に「外に出よう」と誘うのではなく、「これ面白そうだけど、どうかな?」と、あくまで選択肢として提示する姿勢が大切です。

専門家の力を借りることも視野に

もし、何をやっても子どものゲームへの没頭が続き、他の活動に全く興味を示さない場合や、昼夜逆転などの生活習慣の乱れが深刻な場合は、一人で抱え込まず、専門機関に相談することも検討しましょう。

  • 教育支援センター(適応指導教室):学校以外の居場所として、学習支援や体験活動を提供しています。
  • フリースクール:子どもの興味や関心に合わせた多様な活動を提供している場所です。
  • カウンセリング:臨床心理士や公認心理師などの専門家が、子どもの心の状態や発達特性についてサポートしてくれます。
  • 医療機関:発達特性が隠れている可能性も考慮し、小児科や精神科などの専門医に相談することも有効です。

専門家の視点から、子どもの状態に合わせた具体的なアドバイスや支援を受けることで、解決への糸口が見つかることがあります。

💡 ワンポイント

重要なのは、無理に「ゲームをやめさせる」ことではなく、子どもの興味の幅を少しずつ広げていくという視点です。ゲームで培われる集中力や探求心は、決して無駄になるものではありません。

⚠️ 注意

「ゲームばかりしていても意味がない」「もっと他にやることがあるだろう」といった批判的な言葉や、無理にゲームを取り上げる行為は、子どもの自己肯定感を大きく傷つけ、保護者との信頼関係を壊してしまう可能性があります。焦らず、子どもの気持ちに寄り添うことを最優先しましょう。

あなたの不安を一人で抱え込まないでください

不登校の子どもがゲームに没頭する姿を見るのは、保護者の方にとって非常に辛く、孤独な経験です。この状況をどうにかしたいと願いながらも、何をしても状況が変わらないように感じ、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。しかし、あなたが悪いわけではありません

CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢を大切にしています。保護者自身の心の健康も非常に重要です。地域の相談窓口や、不登校の親の会などで、同じ悩みを持つ人たちと気持ちを分かち合うことも、大きな支えになります。

不登校の先にある、子どもの多様な可能性を信じて

子どもがゲームに夢中になっている期間は、一見すると何も進んでいないように感じるかもしれません。しかし、ゲームを通して得られる集中力や問題解決能力、オンラインでのコミュニケーション能力などは、将来、予期せぬ形で子どもの力となることがあります。

焦らず、子どもの「今」を肯定的に受け止め、小さな変化に目を向け、愛情を持って見守ることが何よりも大切です。そして、もし行き詰まりを感じたら、一人で抱え込まず、私たちCoConや専門機関を頼ってください。子どもが自分らしく輝ける未来へ向かって、CoConはあなたの隣で、一緒に歩んでいきます。

よくある質問(FAQ)

Q.子どもがゲーム以外に全く興味を示しません。どうすれば良いでしょうか?
A.まずは子どものゲームへの「好き」を肯定し、一緒にプレイしたり話を聞いたりして信頼関係を築くことが大切です。その上で、ゲームに関連する分野(プログラミング、イラストなど)や、五感を刺激するような小さなきっかけを日常に散りばめてみましょう。焦らず、子どものペースを尊重してください。
Q.ゲームを取り上げると、子どもが激しく抵抗します。どう対応すれば良いですか?
A.無理にゲームを取り上げたり、批判したりすることは、子どもの心を閉ざし、かえって逆効果になることが多いです。ゲームは子どもにとって大切な居場所である可能性が高いため、まずはその気持ちを受け止める姿勢が重要です。ゲームの利用時間について、子どもと一緒にルールを話し合うなど、対話を心がけてみましょう。
Q.ゲームに没頭しすぎて、昼夜逆転などの生活リズムが乱れています。どうしたら良いですか?
A.生活リズムの乱れは、心身の健康に影響を及ぼす可能性があります。まずは少しずつでも起きる時間や寝る時間を整えることから始め、小さな改善を褒めてあげましょう。改善が見られない場合は、教育支援センターやカウンセリング、必要に応じて医療機関への相談も検討し、専門家のサポートを求めることが大切です。
Q.ゲームを通して、子どもにどんな良い影響がありますか?
A.ゲームは、集中力、問題解決能力、戦略的思考力、チームワーク、オンラインでのコミュニケーション能力などを育むことがあります。また、成功体験や達成感を得ることで自己肯定感が高まることもあります。これらのスキルは、将来的に様々な分野で役立つ可能性があります。
Q.親として、どんな気持ちで子どもに接したら良いですか?
A.「あなたが悪いわけではない」ということを心に留め、自分を責めないでください。子どもの「今」を肯定的に受け止め、焦らず、愛情を持って見守る姿勢が大切です。保護者自身の心身の健康も重要なので、一人で抱え込まず、CoConや地域の相談窓口など、頼れる場所を見つけてください。

参考になるサービス・情報

お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴

本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

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