THE INSIGHT / お悩み解決
お子さんが学校に行きづらくなり、どうすれば良いか悩んでいる保護者の方へ。スクールカウンセラーの存在は知っていても、「何を相談できるのか」「本当に効果があるのか」「親が利用していいのか」と、一歩を踏み出せずにいるかもしれません。
お子さんの不登校という状況の中で、ご自身の心の負担も大きいことと存じます。どこに頼れば良いのか迷ってしまうのは当然のことです。しかし、あなたが抱えるその不安は、決して特別なものではありません。このコラムでは、スクールカウンセラーの利用メリットや、実際に利用した保護者の声から、その活用ヒントをお伝えします。
スクールカウンセラーってどんな存在? 保護者が抱える不安に寄り添う役割
スクールカウンセラーは、学校に配置されている心の専門家です。臨床心理士や精神科医、公認心理師などの資格を持つ方が担当することが多く、子どもたちの心の健康をサポートすることを主な役割としています。
しかし、その役割は子どもたちへの直接的なカウンセリングだけではありません。不登校のお子さんを持つ保護者の方々からの相談にも応じ、ご家族全体の心のケアや、学校との橋渡し役も担っています。「親が相談してもいいのかな?」とためらう必要はありません。スクールカウンセラーは、お子さんの状況を多角的に理解し、保護者の方の不安や悩みに寄り添うための存在です。
💡 ワンポイント
文部科学省の調査(令和4年度)によると、スクールカウンセラーは全国の公立小・中学校の約9割、公立高校のほぼ全てに配置されています。身近な存在として活用を検討してみましょう。
スクールカウンセラー利用のメリット 子どもと保護者、それぞれの視点から
スクールカウンセラーを利用することで得られるメリットは、子どもと保護者それぞれにあります。具体的な利点を理解することで、相談へのハードルが少し下がるかもしれません。
子どもにとってのメリット
学校という環境の中で、安心して話せる第三者と出会えることは、子どもにとって大きな支えとなります。スクールカウンセラーは、守秘義務のもと、子どもの気持ちを尊重し、状況を改善するためのヒントを一緒に探してくれます。
安心して話せる場所の確保: 学校の先生には言いにくいことでも、中立的な立場であるカウンセラーには話しやすい場合があります。
自己理解の促進: 自分の気持ちや状況を整理し、客観的に捉える手助けをしてくれます。
ストレスの軽減: 抱え込んでいる不安や悩みを言葉にすることで、心の負担が軽くなることがあります。
学校への適応支援: 無理強いすることなく、子どものペースに合わせて学校生活への適応をサポートします。
保護者にとってのメリット
お子さんの不登校で、保護者の方も大きなストレスや不安を抱えていることと思います。スクールカウンセラーは、そうした保護者の方の心に寄り添い、具体的なアドバイスを提供してくれます。
専門的な視点からのアドバイス: 子どもの行動や心理状態について、専門家ならではの視点から具体的な助言を得られます。子どもの言動の背景にあるものが見えてくるかもしれません。
心の整理と不安の軽減: 誰かに話すことで、ご自身の気持ちが整理され、抱えていた不安が和らぐことがあります。
学校との連携サポート: スクールカウンセラーが学校と保護者の間に立ち、お子さんにとってより良い支援体制を築くための調整役を担ってくれることがあります。
「あなたが悪いわけではありません」というメッセージ: 不登校は、決して保護者の方の育て方や努力不足が原因ではありません。専門家との対話を通じて、自分を責める気持ちから解放されるきっかけにもなります。
実際の保護者の声から学ぶ スクールカウンセラーの活用ヒント
実際にスクールカウンセラーを利用した保護者の方々は、どのような経験をしたのでしょうか。いくつかの声をご紹介します。
「最初は半信半疑でしたが、漠然とした不安を話すうちに、自分の気持ちが少しずつ整理されていきました。カウンセラーの方が『お母さんが自分を責める必要はありませんよ』と言ってくださった時、涙が止まりませんでした。子どもへの声かけも、以前より穏やかになった気がします。」(小学5年生の保護者)
「子どもがスクールカウンセラーの先生と話すようになってから、少しずつ笑顔を見せるようになりました。先生には言いにくいことも、カウンセラーの先生には話せるみたいです。学校の先生との連携もスムーズになり、子どもの様子について具体的な情報共有ができるようになりました。」(中学2年生の保護者)
「私自身がどう接していいか分からず、感情的になってしまうことも多かったです。スクールカウンセラーの方から、子どもへの具体的な接し方や、親としての心の持ち方についてアドバイスをもらい、目から鱗でした。利用メリットは、親の心の安定にもあると実感しています。」(高校1年生の保護者)
これらの保護者の声からもわかるように、スクールカウンセラーは、子どもだけでなく保護者の方の心の支えとなり、具体的な解決策を見つける手助けをしてくれる存在です。
今日からできる スクールカウンセラーへの相談3ステップ
スクールカウンセラーへの相談は、決して難しいことではありません。最初の一歩を踏み出すための具体的なステップをご紹介します。
まずは学校に連絡し、相談の機会を設ける
担任の先生や教頭先生、保健室の先生など、連絡しやすい窓口に「スクールカウンセラーの方に相談したい」旨を伝えてみましょう。多くの場合、事前に予約が必要となります。
伝えたいことや聞きたいことを整理する
「子どもが学校に行きたがらない」「朝起きられない」など、具体的な状況や、保護者自身が困っていること、知りたいことをメモしておくと、スムーズに相談できます。お子さんの様子で気になることを具体的に書き出してみましょう。
焦らず、継続的に利用してみる
一度の相談で全てが解決するわけではありません。何度か通ううちに、お子さんの変化や保護者の気持ちの変化に気づくことがあります。焦らず、ご自身のペースで利用を続けてみましょう。
スクールカウンセラー以外にも目を向ける 多様な相談先の選択肢
もしスクールカウンセラーが学校に配置されていない、あるいは相性が合わないと感じた場合でも、他にも様々な相談先があります。一人で抱え込まず、選択肢を広げてみることが大切です。
教育支援センター(適応指導教室)
各自治体が設置している相談機関で、不登校の子どもたちへの学習支援や心のケアを行っています。保護者向けの相談も受け付けており、学校との連携も期待できます。
地域の教育相談窓口
自治体の教育委員会や児童相談所などでも、教育に関する様々な相談を受け付けています。電話や面談で、専門家が話を聞いてくれます。
民間のカウンセリング機関やフリースクール
より専門的なカウンセリングを求める場合や、学校以外の居場所を探している場合は、民間の機関も選択肢となります。費用が発生することもありますが、多様なアプローチからお子さんに合った支援を見つけられる可能性があります。
⚠️ 注意
もし、お子さんに自傷行為や希死念慮が見られるなど、命に関わるような緊急性の高い状況がある場合は、迷わず専門機関にご相談ください。
よりそいホットライン:0120-279-338(24時間対応)
こども家庭庁:https://www.cfa.go.jp/councils/hoiku/jidosoudan/(児童相談所全国共通ダイヤル189)
あなたと子どもが安心して過ごせるように CoConが隣で考えます
不登校のお子さんを抱える中で、保護者の方が感じる不安や孤独は計り知れません。しかし、あなたは一人ではありません。スクールカウンセラーをはじめとする様々な専門家や支援機関が、あなたとお子さんの力になることを願っています。
スクールカウンセラーの利用メリットは、専門的な視点からのアドバイスや、心の整理、そして何よりも「一人で抱え込まなくていい」という安心感です。まずは、学校に連絡を取り、一歩を踏み出すことから始めてみませんか。
CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、保護者の皆様に寄り添い続けます。どんな小さな悩みでも、どうぞ私たちにご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q.スクールカウンセラーはどんな人が担当していますか?
Q.保護者だけでもスクールカウンセラーに相談できますか?
Q.スクールカウンセラーに相談する際の費用はかかりますか?
Q.スクールカウンセラーに相談した内容は学校の先生に伝わりますか?
Q.スクールカウンセラーの予約はどのようにすればいいですか?
参考になるサービス・情報
お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。
- 不登校の相談窓口(文部科学省)
文部科学省がまとめた、不登校の子ども・保護者向けの相談窓口の案内。 - フリースクールナビ
全国のフリースクールを地域から探せる検索サイト。 - みらいずち フリースクール検索
全国のフリースクール・居場所を探せる情報サイト。
🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口
つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。
- よりそいホットライン:0120-279-338 (24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310 (文部科学省)
- チャイルドライン:0120-99-7777 (18歳まで)
- 児童相談所虐待対応ダイヤル:189 (いちはやく)
- 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み):0120-189-783
- いのちの電話(ナビダイヤル):0570-783-556 (10:00〜22:00)
- いのちの電話(フリーダイヤル):0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556 (厚生労働省)
- まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴
本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。
