THE INSIGHT / お悩み解決
「学校に行かないのに、一日中ゲームばかり。このままで、この子の将来はどうなってしまうんだろう…」。不登校のお子さんがゲームに没頭する姿を見て、不安や焦り、そして自分を責める気持ちでいっぱいになっていませんか?
CoConには、同じような悩みを抱える保護者の方からの声が日々届いています。あなただけが抱えている問題ではありません。この状況をどう捉え、どう向き合えば良いのか、具体的なステップとヒントを一緒に考えていきましょう。
「ゲームばかりする子ども」将来への不安、抱え込む必要はありません
不登校のお子さんがゲームに夢中になる姿を見ると、「このままでは社会から取り残されてしまう」「勉強もせず、一体どうなるのだろう」と、親として強い不安を感じるのは当然のことです。しかし、まず知っていただきたいのは、その不安を抱えているのはあなただけではない、ということです。
そして、お子さんがゲームに没頭している背景には、単なる「怠け」や「遊び」だけではない、複雑な心理が隠されていることが少なくありません。学校での人間関係、学業へのプレッシャー、自己肯定感の低下など、様々な要因が絡み合い、ゲームが心の拠り所となっている可能性もあるのです。
ゲームは、不登校の子どもにとって、一時的な現実からの逃避場所であり、また、達成感や仲間とのつながりを感じられる貴重な場になっていることもあります。無理に引き離そうとすると、かえって心を閉ざしてしまうこともあるため、慎重な対応が求められます。
なぜ子どもはゲームに夢中になるのか?その背景を理解する
不登校のお子さんがゲームに没頭する理由は、一人ひとり異なります。しかし、共通して言えるのは、ゲームが子どもたちに特定の「ニーズ」を提供しているということです。
ゲームが満たす子どものニーズ
- 達成感と自己肯定感: 学校で評価されにくいと感じている子どもにとって、ゲーム内での成功体験は自信につながります。レベルアップや目標達成が、失われた自己肯定感を補う役割を果たすことがあります。
- 居場所と承認欲求: オンラインゲームでは、共通の趣味を持つ仲間とつながり、役割を果たすことで認められる感覚を得られます。現実世界での孤立感を埋める大切な居場所になっている場合もあります。
- 現実からの逃避: 学校生活や人間関係のストレス、将来への不安など、現実の辛さから一時的に逃れる手段としてゲームを選んでいることもあります。ゲームの世界では、現実の悩みから解放され、安心して過ごせる時間があるのです。
- 刺激と楽しさ: 子どもの脳は、ゲームから得られる強い刺激(ドーパミンなど)を求めることがあります。特に学校生活に刺激を見出せない場合、ゲームの楽しさがより大きく感じられるでしょう。
これらの背景を理解することで、お子さんへの見方も少し変わるかもしれません。ゲームをしている子どもを頭ごなしに否定するのではなく、なぜそこまで夢中になるのか、その理由に耳を傾ける姿勢が最初のステップとなります。
まずは今日から!親ができる「3つの寄り添いステップ」
お子さんの将来への不安を抱える保護者の方へ、CoConが提案する今日からできる具体的な3つのステップをご紹介します。焦らず、一つずつ試してみてください。
子どもの「好き」を理解しようと努める
ゲームの内容や、なぜそのゲームが好きなのか、どんな友達とプレイしているのかなど、お子さんの話に耳を傾けてみましょう。無理に聞き出すのではなく、「どんなところが楽しいの?」「このキャラクターかっこいいね」といった、興味を示す言葉から始めてみてください。親が自分の好きなものに興味を持ってくれることで、子どもは安心感を抱き、他の話もしてくれるようになるかもしれません。
ゲームとの付き合い方を「一緒に」考える
一方的にゲーム時間を制限したり、取り上げたりすることは、子どもとの信頼関係を損ねる可能性があります。まずは、「ゲームも大切だけど、健康も大切だよね」といった視点から、ゲームをする時間やルールを子どもと一緒に話し合う機会を設けてみましょう。例えば、「今日は〇時まで、明日は〇時からにしようか」といった具体的な提案を、子どもの意見も聞きながら調整していくことが大切です。
ゲーム以外の「楽しい」を見つけるきっかけを作る
ゲームを完全にやめさせるのではなく、ゲーム以外の選択肢にも目を向けるきっかけを緩やかに作ってみましょう。例えば、一緒に映画を観る、ボードゲームをする、公園に散歩に行く、簡単な料理を作るなど、家族で楽しめる時間を増やすことから始めてみませんか。新しい体験が、子どもの視野を広げ、ゲーム以外の興味関心を見つけるきっかけになるかもしれません。
💡 ワンポイント
完璧を目指す必要はありません。小さな変化でも良いので、お子さんとの関係性を少しずつ良い方向に変えていくことを意識しましょう。親が焦りすぎると、子どももプレッシャーを感じてしまいます。
ゲームとの健全な付き合い方を模索する具体的な対応策
お子さんのゲームへの没頭と不登校という状況は、親御さんにとって大きな課題です。しかし、適切な対応と選択肢を検討することで、状況を良い方向へ導くことができます。
ゲーム以外の「居場所」や「活動」を提案する
学校以外の選択肢として、フリースクールやオンライン学習、習い事など、お子さんが興味を持てるような居場所や活動を提案してみるのも一つの方法です。ゲームで培った集中力や探求心が、他の分野で活かされる可能性もあります。
- フリースクール: 少人数制で、子どもの興味やペースに合わせた学びを提供している場所が多くあります。同じ境遇の子どもたちと出会い、新しい人間関係を築くきっかけにもなります。
- オンライン学習・習い事: 自宅で学習できるオンライン教材や、プログラミング、イラスト、音楽など、子どもの「好き」を深掘りできるオンラインの習い事も増えています。ゲームで得た知識やスキルを活かせる分野が見つかるかもしれません。
- ボランティア活動・地域活動: 無理のない範囲で、地域のお祭りや清掃活動など、社会とつながる機会を設けてみるのも良いでしょう。他者との交流を通じて、新たな興味や自信が生まれることがあります。
専門機関への相談も視野に入れる
もし、お子さんのゲーム時間が過度に長く、日常生活に支障をきたしていると感じる場合や、精神的な不安定さが強く見られる場合は、専門機関への相談を検討することも大切です。
⚠️ 注意
「ゲーム依存症」という言葉に過度に囚われず、まずは専門家の意見を聞くことが重要です。診断は専門医が行うものであり、自己判断は避けましょう。
相談先としては、以下のような機関があります。
- 心療内科・精神科: ゲームへの没頭が、うつ病や不安障害など、他の精神疾患のサインである可能性も考えられます。専門医の診察を受けることで、適切な診断と治療につながることがあります。
- ゲーム依存専門外来: 医療機関の中には、ゲーム依存に特化した専門外来を設けているところもあります。治療プログラムやカウンセリングを通じて、ゲームとの付き合い方を見直すサポートを受けられます。
- スクールカウンセラー・教育相談窓口: 学校や教育委員会が設けている相談窓口でも、不登校とゲームに関する悩みに対応してくれることがあります。
もし、お子さんが自傷行為や希死念慮など、命に関わる兆候を見せている場合は、すぐに専門機関や相談窓口に連絡してください。
- よりそいホットライン:0120-279-338
- こども家庭庁 相談窓口:https://www.cfa.go.jp/councils/shiryou/kodomo-sodan/
不安を希望に変えるために CoConが隣で考えます
不登校のお子さんがゲームばかりする状況は、すぐに解決する問題ではないかもしれません。しかし、焦らず、お子さんのペースを尊重しながら、親としてできることを一つずつ積み重ねていくことが大切です。
ゲームは必ずしも「悪」ではありません。ゲームを通じて得られるスキルや経験が、将来的に思わぬ形で役立つ可能性もゼロではないのです。大切なのは、ゲームとの健全な距離感を保ちつつ、お子さん自身が「本当にやりたいこと」や「居心地の良い場所」を見つけられるよう、親が伴走し続けることです。
CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、保護者の皆様に寄り添います。今日ご紹介したステップを参考に、お子さんとの新たな関係性を築き、未来への希望を見つける一歩を踏み出してください。私たちは、いつでもあなたの隣にいます。
よくある質問(FAQ)
Q.子どもがゲームばかりして、全く勉強しません。将来が不安でたまりません。
Q.ゲームの時間を制限すると、子どもが激しく反発します。どうすればいいですか?
Q.ゲーム以外の居場所や活動を見つけさせるにはどうしたらいいですか?
Q.ゲームへの没頭がひどく、専門機関に相談すべきか悩んでいます。
参考になるサービス・情報
お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。
- 不登校の相談窓口(文部科学省)
文部科学省がまとめた、不登校の子ども・保護者向けの相談窓口の案内。 - フリースクールナビ
全国のフリースクールを地域から探せる検索サイト。 - みらいずち フリースクール検索
全国のフリースクール・居場所を探せる情報サイト。
🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口
つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。
- よりそいホットライン:0120-279-338 (24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310 (文部科学省)
- チャイルドライン:0120-99-7777 (18歳まで)
- 児童相談所虐待対応ダイヤル:189 (いちはやく)
- 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み):0120-189-783
- いのちの電話(ナビダイヤル):0570-783-556 (10:00〜22:00)
- いのちの電話(フリーダイヤル):0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556 (厚生労働省)
- まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴
本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。
