THE INSIGHT / お悩み解決
大切なお子さんが友達とのトラブルで傷つき、「学校に行きたくない」と訴える。そんな時、親としてどうすれば良いのか、途方に暮れてしまう方は少なくありません。子どものつらそうな顔を見るたびに、胸が締め付けられるような思いを抱えているかもしれませんね。でも、それはあなただけの悩みではありません。CoConは、そんな不安を抱える保護者の皆さんの隣に寄り添い、子どもの心を守るための具体的なヒントを一緒に考えていきます。
友達とのトラブルで学校に行きづらい子ども 親は「あなただけではない」
子どもが学校に行きたがらない理由として、友達とのトラブルは非常に多いものです。文部科学省の調査でも、不登校の要因として「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が一定数報告されています。これは、子どもたちが集団生活を送る中で、ごく自然に起こりうる問題であり、誰にでも起こりうることなのです。
「うちの子だけがこんな目に遭っているのでは」「私が何か間違った育て方をしたのだろうか」と、自分を責めてしまう保護者の方もいるかもしれません。しかし、子どもがトラブルに巻き込まれたり、人間関係で悩んだりするのは、決して親の責任ではありません。
「小学校に入ってから、クラスの〇〇ちゃんとの関係で悩むことが増えました。話を聞くと、仲間外れにされたり、悪口を言われたりしているようで…。学校に行きたくないと言われるたび、どうしてあげたらいいのか分からなくて、私が代わりに学校に行って解決してあげたいとさえ思います。」
このような保護者の声は、CoConにも多く寄せられています。子どもが抱える問題を親がすべて解決できるわけではありませんが、親ができることはたくさんあります。まずは、お子さんの気持ちに寄り添い、安心できる居場所を提供することが何よりも大切です。
なぜトラブルが起きるのか?子どもの心と背景を理解する
友達とのトラブルと一口に言っても、その背景は様々です。お子さんの様子をよく観察し、何が原因で学校に行きづらくなっているのか、可能性をいくつか考えてみましょう。
コミュニケーションのすれ違いや誤解
子どもたちの間では、まだ言葉や感情の表現が未熟なため、ちょっとしたすれ違いが大きなトラブルに発展することがあります。悪気がなくても相手を傷つけてしまったり、逆に誤解されたりすることも少なくありません。
いじめにつながるような関係性の悪化
特定の友達から仲間外れにされる、からかいの対象になる、悪口を言われるなど、いじめにつながるような状況に置かれている可能性もあります。お子さんが「いじめ」という言葉を使わなくても、そのサインを見逃さないようにしましょう。
発達特性による人間関係の困難さ
お子さんによっては、発達特性によって友達とのコミュニケーションに困難を感じている場合があります。相手の気持ちを読み取るのが苦手だったり、自分の気持ちをうまく伝えられなかったりすることで、トラブルに発展しやすいこともあります。
💡 ワンポイント
原因を特定することに固執しすぎず、まずは「お子さんがつらいと感じている」という事実を受け止めることが大切です。原因が分からなくても、寄り添う姿勢は伝わります。
子どもの「つらい」気持ちに寄り添う3つのステップ
お子さんが友達とのトラブルで悩んでいる時、親として焦って解決しようとするよりも、まずはその気持ちに寄り添うことが第一歩です。今日からできる3つのステップをご紹介します。
子どもの話をじっくりと聞く
お子さんが話したがっている時は、途中で遮らず、まずは最後まで耳を傾けましょう。「そうだったんだね」「つらかったね」と、共感の言葉を伝えることが大切です。アドバイスや意見は求められるまで控えましょう。
子どもの気持ちを代弁し、安心させる
子どもはまだ自分の感情を言葉にするのが難しい場合があります。「〇〇ちゃんにそんなこと言われて、悲しかったんだね」「仲間外れにされて、寂しかったんだね」と、親が代わりに言葉にしてあげることで、子どもは「自分の気持ちを分かってくれた」と感じ、安心できます。そして、「お父さんやお母さんはあなたの味方だよ」と伝えましょう。
具体的な対応策を一緒に考える
お子さんの気持ちが落ち着いてきたら、「どうしたら良いと思う?」「お母さん(お父さん)に何かできることはあるかな?」と、一緒に解決策を考えましょう。親が一方的に決めるのではなく、子どもの意見を尊重し、選択肢を提示して子ども自身に選ばせることで、主体性が育まれます。学校に相談する、少し休む、別の居場所を探すなど、様々な可能性を話し合ってみましょう。
学校との連携でトラブル解決を目指す
子どものトラブルを解決するためには、学校との連携が不可欠です。適切なタイミングで、適切な人に相談することで、状況が好転する可能性があります。
担任の先生に相談する
まずは、お子さんの状況を一番よく知っている担任の先生に相談するのが一般的です。お子さんの様子を伝え、学校での状況について情報を共有してもらいましょう。解決策を一方的に求めるのではなく、一緒に考えていく姿勢が大切です。
スクールカウンセラーや養護教諭に相談する
学校には、スクールカウンセラーや養護教諭といった専門家がいます。彼らは子どもの心のケアや、人間関係のトラブル解決に長けています。お子さんが直接相談しづらい場合でも、親が間に入って相談することで、専門的な視点からのアドバイスやサポートを受けられることがあります。
⚠️ 注意
学校に相談する際は、感情的にならず、具体的な事実を伝えるように心がけましょう。また、学校側もすぐに解決できない場合があることを理解し、根気強く連携を続けることが重要です。
学校以外の居場所や専門機関のサポートも検討する
学校での解決が難しい場合や、お子さんの心の負担が大きい場合は、学校以外の選択肢や専門機関のサポートも視野に入れましょう。お子さんが安心して過ごせる居場所を見つけることが、回復への第一歩となります。
フリースクールや教育支援センター
フリースクールや教育支援センター(適応指導教室)は、学校に行きづらい子どもたちのための居場所です。少人数制で個別の学習支援や、様々な体験活動を通じて、子どもたちが安心して過ごせる環境を提供しています。新しい人間関係を築くきっかけになることもあります。
心療内科やカウンセリング
友達とのトラブルが原因で、お子さんが強いストレスや不安を感じている場合は、心療内科や専門のカウンセリング機関を受診することも有効です。専門家による心理的なサポートを受けることで、お子さんの心の負担が軽減され、回復を促すことができます。医療行為の判断は、必ず専門医にご相談ください。
児童相談所など公的な相談窓口
どこに相談すれば良いか分からない場合や、状況が深刻な場合は、児童相談所や各自治体の教育相談窓口に相談してみましょう。地域の子育て支援サービスや、適切な専門機関を紹介してもらえることがあります。
子どもの未来を信じて、焦らず寄り添い続ける
友達とのトラブルは、子どもが社会性を学ぶ上で避けて通れない経験の一つです。今はつらい時期かもしれませんが、この経験を通じて、子どもは人間関係の築き方や、困難を乗り越える力を身につけていきます。親ができるのは、お子さんを信じ、焦らず、温かく見守り続けることです。
CoConは、不登校の子どもを持つご家庭が孤立しないよう、様々な情報とサポートを提供しています。一人で抱え込まず、私たちを頼ってください。お子さんのペースを大切にしながら、ゆっくりと次の一歩を踏み出していきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q.友達とのトラブルが原因で学校に行きたがらない子どもに、親として最初にするべきことは何ですか?
Q.学校に相談するタイミングや、誰に相談すれば良いか迷っています。
Q.トラブルの原因がうちの子にもあると感じる場合、どう対応すれば良いですか?
Q.学校以外の居場所を検討する目安はありますか?
Q.子どもが友達とのトラブルについて何も話してくれません。どうすれば良いでしょうか?
参考になるサービス・情報
お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。
- 不登校の相談窓口(文部科学省)
文部科学省がまとめた、不登校の子ども・保護者向けの相談窓口の案内。 - フリースクールナビ
全国のフリースクールを地域から探せる検索サイト。 - みらいずち フリースクール検索
全国のフリースクール・居場所を探せる情報サイト。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴
本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。
