不登校のきょうだいが見せる心のサイン 親ができる寄り添い方と3つのステップ

CoCon編集部

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不登校のお子さんに寄り添う日々の中で、ふと、もう一人のお子さん、きょうだいのことが気になったことはありませんか?「学校に行けなくなった子のことばかり考えてしまって、この子のことを後回しにしていないだろうか」「寂しい思いをさせているのではないか」と、見えにくいきょうだいの心のSOSに、どう向き合えば良いのか悩んでしまう保護者の方も少なくないでしょう。

不登校は、家族みんなにとって大きな変化をもたらします。特にきょうだいは、親の関心が不登校の子に集中する中で、不安や寂しさ、時には罪悪感を抱えながらも、「いい子」でいようと頑張ってしまうことがあります。これは、あなたが悪いわけではありません。誰もが経験しうる、自然な感情の動きです。

CoConは、不登校の家庭をひとりにしない、という想いで、保護者の方に寄り添い、共に考えます。この記事では、不登校の子どもを持つ家庭で、きょうだいが抱えがちな心の重荷と、その心を守るために今日からできる具体的な3つのステップ、そして家族全体でできるサポートのヒントをご紹介します。

不登校の子どもを持つ家庭で、きょうだいが抱えがちな心の重荷とは

不登校は、学校に行けないお子さんだけでなく、きょうだいにも様々な影響を与えることがあります。多くの場合、きょうだいは自分の気持ちを後回しにして、親や不登校の子を気遣おうとします。その中で、以下のような心の重荷を抱えがちです。

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親の関心が不登校の子に集中する寂しさ

不登校のお子さんの状態は、保護者にとって最も気がかりなことの一つです。そのため、知らず知らずのうちに、不登校の子どもへの声かけや対応に多くの時間やエネルギーを費やしてしまうことがあります。きょうだいは、そんな親の状況を理解しつつも、自分の話を聞いてもらえない、自分を見てもらえないと感じて、寂しさや疎外感を覚えることがあります。

「いい子」でいようとするプレッシャー

「これ以上、親に心配をかけたくない」「自分がしっかりしなきゃ」という思いから、きょうだいは無意識のうちに「いい子」を演じようとすることがあります。自分の感情を抑えたり、本当は助けが必要なことでも我慢したりすることで、心に大きな負担を抱えてしまうことも少なくありません。

学校での友人関係や将来への不安

学校で不登校のきょうだいのことを聞かれたり、友人関係に影響が出たりすることもあります。また、きょうだいの不登校を通じて、自分自身の将来や進路について漠然とした不安を抱くこともあります。学校に行っているからといって、きょうだいの心が安定しているとは限らないのです。

きょうだいの心のケアが必要な理由 なぜ見過ごされやすいのか

きょうだいの心の問題は、表面化しにくく、見過ごされがちです。その背景には、いくつかの理由があります。

まず、保護者の方が不登校のお子さんへの対応で手一杯になっている、という現実があります。学校との連絡、専門機関との連携、家庭での見守りなど、やるべきことが山積している中で、もう一人のお子さんの心の状態まで意識を向けるのは、非常に困難なことです。親御さん自身も、心身ともに疲弊している場合が多いでしょう。

次に、きょうだい自身がSOSを出しにくいという心理が働きます。自分の悩みや不安を打ち明けることで、さらに親に負担をかけたくない、不登校のきょうだいの状況を悪化させたくない、といった気持ちが、本音を言えなくさせてしまうのです。そのため、きょうだいの心の重荷は、長期的に蓄積されてしまう傾向にあります。

しかし、きょうだいの心のケアを怠ると、自己肯定感の低下、人間関係の困難、ストレスによる心身の不調など、長期的な影響が出てくる可能性も指摘されています。家族みんなが健やかに過ごすために、きょうだいの心にも目を向けることは、非常に重要なことなのです。

今日からできる きょうだいの心を守る3つのステップ

きょうだいの心のケアは、特別なことばかりではありません。日々の小さな関わりの中で、少しずつ変化を生み出すことができます。今日からできる具体的な3つのステップをご紹介します。

1

きょうだいの感情を「聴く時間」を作る

たとえ短時間でも、きょうだいと一対一で向き合い、きょうだいの話に耳を傾ける時間を意識的に設けましょう。「今日、学校で何かあった?」「何か困っていることはない?」など、具体的な質問から始めても良いでしょう。大切なのは、不登校の子どもの話ばかりにならないように注意し、きょうだいの話に心から関心を示すことです。話したがらない場合は無理強いせず、いつでも話を聞く準備があることを伝えてください。

2

きょうだいだけの「特別な時間」を意識的に設ける

不登校のお子さんへの対応で忙しい日々でも、きょうだい一人ひとりとの「特別な時間」を作ることを意識してみてください。例えば、一緒に近所の公園を散歩する、好きなテレビ番組を一緒に見る、一緒に料理を作るなど、きょうだいが楽しめる活動を共有する時間です。この時間は、きょうだいが「自分は大切にされている」と感じるための貴重な機会となります。

3

「きょうだいへの感謝」と「自己肯定感」を育む言葉を伝える

日頃の感謝や頑張りを、具体的な言葉で伝えましょう。「いつもありがとう」「あなたがいてくれるから助かるよ」「〜なところが本当にすごいね」など、きょうだいの存在そのものや、具体的な行動を褒める言葉は、自己肯定感を育む上で非常に重要です。きょうだいは、自分の頑張りが認められていると感じることで、心の安定を取り戻すことができます。

家族全体で考える きょうだいの心ケアを支える環境づくり

きょうだいの心のケアは、保護者の方一人が抱え込むものではありません。家族全体で、そして必要であれば外部のサポートも活用しながら、環境を整えていくことが大切です。

親自身の心のゆとりを持つことの重要性

保護者の方が心身ともに健康でいることが、きょうだいを含め、家族みんなの心の安定につながります。一人で抱え込まず、パートナーや信頼できる友人、家族、そして専門機関など、頼れる人に頼ることをためらわないでください。保護者自身の心のゆとりが、きょうだいの心の声に耳を傾ける余裕を生み出します。

💡 ワンポイント

保護者の方も、地域の教育相談窓口やスクールカウンセラー、子育て支援センターなど、様々な相談窓口を活用できます。ご自身の心の状態を話すだけでも、気持ちが楽になることがあります。

家族会議でオープンに話し合う機会を設ける

不登校のこと、きょうだいのこと、家族みんなで話し合う機会を設けることも有効です。ただし、不登校のお子さんを責める場ではなく、それぞれが感じていること、困っていることを共有し、どうすれば家族みんなが気持ちよく過ごせるかを考える場にすることが大切です。きょうだいの意見にも耳を傾け、家族の一員として尊重する姿勢を見せましょう。

外部のサポートも積極的に活用する

きょうだいの心のケアに特化した支援団体や、きょうだい会と呼ばれる保護者同士の交流会など、外部のサポートも存在します。同じような経験を持つ家族と話すことで、きょうだいは「自分だけじゃない」と感じ、保護者の方も新たな気づきや安心感を得られることがあります。また、学校のスクールカウンセラーも、きょうだいの相談に乗ってくれることがあります。

⚠️ 注意

もしきょうだいが、極端に元気がなく、食欲不振や不眠、自傷行為の兆候などが見られる場合は、速やかに専門機関(小児科、精神科、児童相談所など)に相談してください。一人で抱え込まず、公的な相談窓口(よりそいホットライン 0120-279-338/こども家庭庁 相談窓口など)を活用することも検討してください。

「不登校の家庭をひとりにしない」CoConが隣で考えます

不登校の子どもを持つ家庭では、様々な困難に直面します。その中で、きょうだいの心のケアまで手が回らないと感じるのは、決して珍しいことではありません。あなたが悪いわけではありませんし、一人で抱え込む必要もありません。

CoConは、不登校の家庭の皆さんが、安心して前向きな一歩を踏み出せるよう、隣で考え、サポートを提供します。きょうだいの心に寄り添うことは、家族全体のウェルビーイングを高めることにつながります。今日からできる小さな一歩を、一緒に踏み出してみませんか。私たちは、いつでもあなたの味方です。

よくある質問(FAQ)

Q.不登校の子どもがいる家庭で、きょうだいはどのような気持ちを抱えやすいですか?
A.親の関心が不登校の子に集中することで寂しさや疎外感を覚えたり、これ以上心配をかけまいと「いい子」を演じたりするプレッシャーを抱えやすいです。また、学校での友人関係や将来への漠然とした不安を感じることもあります。
Q.きょうだいの心のケアはなぜ重要なのでしょうか?
A.きょうだいはSOSを出しにくく、心の重荷を抱え続けることで自己肯定感の低下や心身の不調など、長期的な影響が出る可能性があります。家族みんなが健やかに過ごすために、きょうだいの心にも目を向けることが大切です。
Q.きょうだいの気持ちに寄り添うために、今日からできることはありますか?
A.「きょうだいの感情を『聴く時間』を作る」「きょうだいだけの『特別な時間』を意識的に設ける」「『きょうだいへの感謝』と『自己肯定感』を育む言葉を伝える」の3つのステップが今日から実践できます。
Q.親自身の心のゆとりを保つために、どんなことができますか?
A.一人で抱え込まず、パートナーや友人、家族、地域の教育相談窓口、スクールカウンセラーなど、頼れる人に相談しましょう。保護者自身の心のゆとりが、きょうだいを含め家族みんなの心の安定につながります。

参考になるサービス・情報

お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。

🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口

つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。

  • よりそいホットライン0120-279-338 (24時間・無料)
  • 24時間子供SOSダイヤル0120-0-78310 (文部科学省)
  • チャイルドライン0120-99-7777 (18歳まで)
  • 児童相談所虐待対応ダイヤル189 (いちはやく)
  • 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み)0120-189-783
  • いのちの電話(ナビダイヤル)0570-783-556 (10:00〜22:00)
  • いのちの電話(フリーダイヤル)0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556 (厚生労働省)
  • まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴

本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

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