こぼれた声を拾う|9月12日、横浜で「不登校ラップLIVE&リリック展示」開催

CoCon編集部

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不登校の子どもを持つ保護者の皆様、いつもCoConの記事をお読みいただきありがとうございます。学校に行かない選択をした子どもたちの声は、時に社会の中で「こぼれて」しまいがちです。そんな中、横浜で不登校の当事者や保護者自身が、ラップという形で「生の声」を届けるユニークなイベントが開催されます。

「不登校をどうしたら直せるか」ではなく、「こぼれた声を拾う」ことをテーマにしたこのイベントは、多様な背景を持つ子どもたちとその家族にとって、新たな視点や共感の場となるはずです。CoConでは、この注目すべきイベント「不登校ラップLIVE&リリック展示」について、保護者の皆様が知っておきたいポイントを解説します。

イベント概要:不登校ラップLIVE&リリック展示

NPO法人COCORO CANVASが企画運営する「不登校ラップLIVE&リリック展示」は、不登校という一言では語り尽くせない、一人ひとりの声に光を当てるイベントです。

このイベントは、2026年9月12日(土)に横浜の県立青少年センターで開催される「フリ・フリ・フェスタ2026」の一環として行われます。観覧は無料で、事前予約も不要。ふらっと立ち寄って、多様な声に触れることができます。

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ライブでは、不登校経験者、支援者、そして不登校の子どもを育ててきた保護者など、様々な立場の人々が、自身の言葉をラップに乗せて表現します。さらに、来場者もマイクを手に、アコースティックバンドの生演奏に合わせて飛び入りでラップを披露できる「サイファー」の時間も設けられています。ラップ経験がなくても、韻を踏めなくても、誰でも参加できる開かれた場です。

隣接する交流スペースでは、ライブと同時に「こぼれた声を、拾う。」と題した企画展示も開催。出演者のリリックが文字として展示されたり、古着に貼り付けられたりした作品を通じて、言葉の持つ力や、普段は耳に届きにくい声にじっくりと向き合うことができます。

過去最多35万人超えの不登校、その背景にある「多様な声」

文部科学省の発表によると、令和6年度の小・中学校における不登校児童生徒数は353,970人(約35万4千人)と、過去最多を更新しました。この数字は、不登校が特定の家庭や子どもだけの問題ではなく、社会全体で向き合うべき課題であることを示しています。

しかし、この35万4千人という数字の裏には、35万4千通りの理由があり、35万4千通りの気持ちがあり、そして35万4千通りの人生があります。学校に行かない選択をした子どもたち一人ひとりの背景は複雑で多様であり、「どうしたら学校へ戻れるのか」という画一的な視点だけでは捉えきれません。

このイベントの企画者であるNPO法人COCORO CANVAS代表理事のマイクラおかんさんは、自身も不登校の子どもを育ててきた経験から、「一人ひとり、理由も気持ちも人生も違います。日常の中では、声の大きいものや、説明しやすいものが拾われて、言葉にならなかった声はこぼれてしまうことがあります」と語っています。イベントは、そうした「こぼれた声」を拾い上げ、そのまま聴いてみることの重要性を私たちに問いかけています。

ラップで紡がれる、当事者や保護者の「生の声」

今回のライブには、様々なバックグラウンドを持つ出演者が集います。不登校だった頃の経験を初めてステージで語る20歳の大学生D-EGOさん、フリースクールの教師でもあるSaint ack kids、そして16歳のFLASHさんと10歳の弟MC神さんの兄弟ラッパーなど、年齢も立場も様々です。

特に注目したいのは、「W・H・O 世界本気おかん」という4人のおかんユニットの出演です。不登校の子どもを育ててきた保護者の皆さんが、「普通って、誰が決めた?」「そのルールは誰のため?」といった疑問をラップに乗せて表現します。子どもたちが抱える違和感だけでなく、保護者が社会や学校に対して感じている思いも、率直な言葉で届けられることでしょう。

「大人が代わりに説明するのではなく、本人の声を、本人から。」

このCOCORO CANVASが大切にしている姿勢は、CoConが保護者の皆様にお伝えしたいことと強く共鳴します。子どもたちの「本当の気持ち」は、彼ら自身の言葉で語られる時、最も深く心に響くものです。このライブは、普段なかなか聞くことのできない、子どもたちや保護者自身の「生の声」に触れる貴重な機会となるでしょう。

CoConが考える、保護者の皆様がこのイベントから得られること

不登校の子どもを持つ保護者の皆様は、日々多くの不安や疑問を抱えていることと思います。「このままで大丈夫だろうか」「私の育て方が悪かったのだろうか」と、ご自身を責めてしまうこともあるかもしれません。しかし、あなたが悪いわけではありません。不登校は、子どもと家庭、そして社会との関わりの中で生まれる複雑な問題です。

このイベントは、「不登校=問題」という固定観念を揺さぶり、「不登校=多様な生き方・表現の可能性」という新たな視点をもたらしてくれるかもしれません。CoConでは、保護者の皆様がこのイベントを通じて、次のような気づきや行動につながることを願っています。

今日からできる3つのステップ

1

まずは「こぼれた声」に耳を傾けてみましょう。イベントに参加し、多様な不登校の形や、子どもたちが抱えるリアルな感情に触れることで、ご自身のお子さんの状況を客観的に見つめ直すきっかけが得られるかもしれません。

2

イベントで感じたことを、お子さんと共有する機会を探してみましょう。無理に問い詰めるのではなく、「こんな表現の仕方もあるんだね」「色々な人がいるんだね」といった感想を伝えることで、お子さんの心の扉が開くきっかけになることもあります。

3

一人で抱え込まず、同じような境遇の保護者や、専門家、フリースクールなどの支援機関と繋がることを検討してみてください。イベントのような場は、新たな出会いや情報収集の場にもなり得ます。CoConも、隣で考え、共に歩む存在でありたいと願っています。

💡 ワンポイント

イベント会場では、不登校の子どもや家庭をめぐる声を集めた展示も行われます。ライブで聴いた言葉を、文字やファッションという異なる形で「読む」ことで、より深くメッセージを受け取ることができるでしょう。

CoConから、不安を抱える保護者のあなたへ

「不登校」という言葉を聞くと、どうしてもネガティブなイメージを抱きがちかもしれません。しかし、今回ご紹介したイベントのように、不登校という経験を「表現」に変え、前向きに生きる子どもたちや保護者の姿も確かに存在します。

大切なのは、子どもが学校に行かないという事実だけにとらわれず、その子の個性や能力、そして「今、何を伝えたいのか」という声に、丁寧に耳を傾けることです。CoConは、不登校の家庭をひとりにしません。隣で共に考え、多様な選択肢や、子どもたちが自分らしく輝ける居場所を見つけるお手伝いをしたいと願っています。

このイベントが、保護者の皆様にとって、そして子どもたちにとって、新たな希望や気づきにつながることを心から願っています。

よくある質問(FAQ)

Q.不登校ラップLIVE&リリック展示はどんなイベントですか?
A.不登校経験者や保護者、支援者などが自身の思いをラップで表現するライブと、リリックや当事者の声を集めた展示が同時開催されるイベントです。多様な視点から「不登校」を考えるきっかけを提供します。
Q.イベントの参加費はかかりますか? 事前予約は必要ですか?
A.参加費は無料です。事前予約も不要ですので、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
Q.ラップ経験がなくても、サイファーに参加できますか?
A.はい、ラップ経験は不問で、韻を踏めなくても問題ありません。飛び入り参加も歓迎されており、見るだけでももちろん大丈夫です。ご自身のペースで楽しめます。
Q.このイベントは、不登校を解決するためのものですか?
A.いいえ、このイベントは「不登校をどうしたら直せるか」を考える場ではありません。むしろ、「こぼれた声を拾う」ことをテーマに、一人ひとりの多様な声に耳を傾け、不登校という現象の多面性を理解することを目的としています。
Q.不登校の子どもを持つ保護者にとって、どんなメリットがありますか?
A.当事者や他の保護者の「生の声」に触れることで、共感や安心感を得られたり、お子さんの状況を多角的に捉える新たな視点が得られる可能性があります。また、フリースクール教師の出演もあり、多様な居場所の存在を知るきっかけにもなります。

参考・出典元

本記事は以下の公的機関等の情報を参考に作成しています。制度の詳細・最新情報は必ず一次ソースでご確認ください。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴

本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

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