THE INSIGHT / お悩み解決
不登校の子どもが、朝から晩までゲームに没頭している。その姿を見て、「このままで大丈夫だろうか」「将来はどうなるの?」と、不安や焦りで胸がいっぱいになっている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ゲーム時間を減らしたいけれど、強く言うと反発される」「親子でルールを作りたいけれど、どう切り出せばいいか分からない」――そんなお悩みを抱えているのは、あなただけではありません。CoConは、不登校の子どもを持つご家庭に寄り添い、隣で一緒に考えます。今回は、不登校の子どものゲーム時間との向き合い方、そして親子で協力してルールを作るための具体的なヒントをお伝えします。
「ゲームばかり」は、なぜ?不登校の子どもの心の背景
不登校の子どもがゲームに熱中する姿を見ると、つい「ゲームばかりして…」と否定的な感情が湧いてしまうかもしれません。しかし、子どもがゲームに没頭する背景には、いくつかの理由が考えられます。それは、決して「怠けている」という単純なものではないのです。
学校に行けないストレスや不安から一時的に逃れる場所として、ゲームが機能していることがあります。ゲームの世界では、現実では得にくい達成感や自己肯定感を感じられたり、オンラインの仲間との交流を通じて、安心できる居場所を見つけたりすることもあります。また、ゲームを通じて新しい知識やスキルを習得している可能性も否定できません。
まずは、子どものゲームに対する気持ちや、ゲームを通じて何を得ているのかを理解しようと努めることが、最初の一歩となります。
親子で「ゲーム時間」のルール作りを成功させる3ステップ
一方的にゲームを取り上げたり、ルールを押し付けたりすることは、子どもの反発を招き、親子関係が悪化する原因にもなりかねません。大切なのは、親子が協力して、納得できるルールを作っていくプロセスです。ここでは、そのための3つのステップをご紹介します。
子どもの気持ちに耳を傾ける
まずは、子どもがなぜゲームに夢中になるのか、何が楽しいのかを、頭ごなしに否定せず、じっくりと耳を傾ける時間を設けましょう。「ゲームのどこが面白い?」「どんな友達と遊んでいるの?」など、子どもの世界に興味を持つ姿勢を見せることが大切です。子どもが話したがらない場合は、無理に聞き出そうとせず、「何かあったら話してね」と伝えるだけでも構いません。
「ゲームの中では、誰かに認められている気がするんだ」「学校ではできないことも、ここでは挑戦できる」
親子で一緒にルールを考える
子どもの気持ちを理解した上で、「どうしたらお互いが気持ちよく過ごせるか」という視点から、一緒にルールを話し合いましょう。一方的に「ゲームは〇時間まで」と決めるのではなく、「お母さんは〇時までには夕食の準備をしたいんだけど、それまでにゲームを終えることはできるかな?」のように、親の希望も伝えつつ、子どもの意見も尊重する姿勢が重要です。
ゲーム時間だけでなく、「休憩を挟む」「寝る〇時間前にはやめる」「食事中はゲームをしない」など、具体的に決めていくと良いでしょう。ルールは紙に書いて見える場所に貼っておくと、意識しやすくなります。
柔軟に見直し、寄り添いながら継続する
一度決めたルールが、すぐに完璧に守られるとは限りません。うまくいかない時も、感情的に責めるのではなく、「どうしたら守りやすくなるかな?」と、一緒に解決策を考える姿勢が大切です。子どもの成長や状況の変化に合わせて、定期的にルールを見直す機会を設けましょう。完璧を目指すのではなく、少しずつでも前進していることを認め合い、親子で寄り添いながら継続していくことが、成功への鍵となります。
親子ルール作りの成功事例から学ぶヒントと具体的な対処法
「親子ルール作り」の成功事例と一言で言っても、各家庭の状況や子どもの個性によって、その形は様々です。大切なのは、親子の関係性を深め、子どもが主体的にゲームと向き合う力を育むことです。ここでは、そのための具体的なヒントと対処法をいくつかご紹介します。
ゲーム以外の「楽しい」を見つけるサポート
ゲーム以外の選択肢を増やすことも、ゲームとのバランスを取る上で有効です。子どもが興味を持つことや、外に出て体を動かす機会を優しく提案してみましょう。例えば、フリースクールや地域のスポーツクラブ、ボランティア活動など、多様な居場所や活動があります。無理強いせず、子どもが「やってみたい」と思えるようなきっかけ作りを心がけてください。
親も一緒にゲームを体験してみる
子どもの世界を理解するために、保護者自身も少しゲームを体験してみるのも一つの方法です。子どもがどんなゲームで遊んでいるのか、何が楽しいのかを知ることで、共通の話題ができ、コミュニケーションが円滑になることがあります。一緒にプレイすることで、子どものゲームに対する熱中度や、ゲーム内での人間関係なども垣間見えるかもしれません。
💡 ワンポイント
親がゲームを体験する際は、子どもに「上手だね」「面白いね」など、ポジティブな言葉をかけることを意識してみましょう。子どもの自己肯定感を高めるきっかけにもなります。
ゲーム依存が疑われる場合は専門機関へ相談を
もし、ゲーム時間が極端に長く、日常生活に支障が出ている、ゲームをやめようとすると激しく感情的になるなど、ゲーム依存の兆候が強く疑われる場合は、一人で抱え込まず、専門機関への相談を検討しましょう。小児科、精神科、精神保健福祉センター、地域の保健所など、様々な相談窓口があります。
⚠️ 注意
子どものゲームの利用状況や精神状態に関して、自己判断で「ゲーム依存症」と決めつけたり、治療を断定したりすることは避けてください。専門家による客観的な診断とサポートを受けることが重要です。
また、もしお子さんに自傷行為や希死念慮の兆候が見られる場合は、迷わず以下の相談窓口に連絡してください。
- よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター):0120-279-338
- こども家庭庁 相談窓口
- まもろうよ こころ(厚生労働省):心の健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
保護者の方へ:焦らず、あなたの心を大切に
不登校の子どものゲーム時間について悩むのは、保護者として当然の感情です。しかし、その不安や焦りが、あなた自身の心を疲弊させてしまうこともあります。お子さんへの対応と同じくらい、保護者自身の心のケアも非常に大切です。
一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族、あるいはCoConのような専門機関に相談してみてください。あなたの不安な気持ちを聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。完璧な親子ルール作りを目指すのではなく、「より良い関係を築くための対話のきっかけ」として捉え、焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。CoConは、いつでもあなたの隣で、一緒に考え、サポートします。
よくある質問(FAQ)
Q.不登校の子どもがゲームばかりして、不安でたまりません。どうすればいいですか?
Q.親子でゲーム時間のルールを作ろうとしても、子どもが話を聞いてくれません。
Q.ゲーム時間を守れなかった時、どう対応すればいいですか?
Q.子どもがゲーム依存症ではないかと心配です。どこに相談すればいいですか?
