友だちに会いたがらない不登校の子 親ができる接し方3ステップ

CoCon編集部

THE INSIGHT / お悩み解決

「友だちに会いたがらないけれど、このままで大丈夫だろうか」「友だちの親からの連絡に、どう答えたらいいか分からない」――不登校のお子さんの友人関係は、正解の見えない迷いが続くテーマです。

その戸惑いは、あなたの接し方が悪いからではありません。会いたくないというお子さんの気持ちも、心配する親御さんの葛藤も、どちらも自然なものです。CoConにも、同じ悩みを抱える保護者の方から多くの声が寄せられています。

この記事では、無理に会わせる前に確かめたいお子さんの気持ちから、友人の親への伝え方、「今は会わない」という選択の尊重まで、今日から実践できる接し方の3つのステップを、CoConの視点で具体的にお伝えします。

不登校の子どもと友人関係:親が抱える複雑な悩み

お子さんが不登校になると、学校生活だけでなく、それまで当然のように続いていた友人関係にも変化が生じることが少なくありません。

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親御さんとしては、子どもの孤立を心配する気持ちと同時に、「友だちとの関わりが、子どもにとって良い刺激になるかもしれない」という期待、あるいは「無理に会わせて、子どもの負担にならないか」という葛藤があるのではないでしょうか。

また、友人の親御さんからの連絡に、どのように対応すべきか迷うこともあるでしょう。お子さんのプライバシーを守りつつ、相手への配慮も忘れない、そのバランスを取ることは非常に難しいものです。

こうした状況で、親御さん自身が心身ともに疲弊してしまうこともあります。しかし、お子さんの不登校は、親御さんの育て方や努力不足が原因ではありません。まずはこのことを心に留めてください。

なぜ友人の存在が悩みの種になるのか?背景を理解する

不登校のお子さんにとって、友人との関係は非常にデリケートなものです。その背景には、いくつかの要因が考えられます。

子ども側の気持ち

不登校の原因や状況は一人ひとり異なりますが、友人との接触を避けたいと感じるお子さんの背景には、以下のような気持ちがあるかもしれません。

「学校に行っていないことを知られたくない、知られるのが恥ずかしい」

「友だちと会うと、学校の話が出てつらくなる」

「会いたい気持ちはあるけれど、気持ちの切り替えや外出するエネルギーがない」

「友だちに気を遣わせてしまうのではないか」

一方で、「友だちには会いたい」「連絡を取りたい」という気持ちを抱えていることもあります。お子さんの気持ちは常に変化しうるため、その時々の状況を丁寧に見守ることが大切です。

親側の不安や葛藤

親御さんとしては、お子さんの気持ちを尊重したい一方で、友人の親との関係や、お子さんの将来への不安から、複雑な感情を抱くことがあります。

「友人の親に、不登校であることをどこまで話すべきか迷う」

「友だちとの関わりが減ると、子どもが孤立してしまうのではないか」

「友だちが誘ってくれているのに、断らせるのは申し訳ない」

「子どもが元気になったら、友だちとまた楽しく過ごしてほしい」

これらの背景を理解することで、お子さんへの接し方や、友人関係への向き合い方が見えてくるかもしれません。

不登校の子の友人関係、今日からできる3つのステップ

お子さんの友人関係について悩む保護者の方が、今日から実践できる具体的なステップをご紹介します。

1

まずは子どもの気持ちを最優先で確認する

お子さんが友だちと会いたいのか、会いたくないのか、会うならどんな形なら良いのか、まずは丁寧に話を聞いてみましょう。お子さんが話したがらない場合は、無理に聞き出そうとせず、「今は話したくないんだね」と、その気持ちを受け止める姿勢が大切です。

「友だちと会いたい気持ちはある?」「〇〇ちゃんから連絡が来てるけど、どうする?」など、具体的な状況を伝えつつ、お子さんの意思を尊重する声かけを心がけましょう。

2

友人の親とのコミュニケーション方針を決める

お子さんが不登校であることを、友人の親にどこまで伝えるかは悩ましい問題です。お子さんの気持ちを尊重し、どこまで開示するかを家族で話し合って決めましょう。もし、お子さんが「知られたくない」と強く希望する場合は、その気持ちを最優先に考えてください。

「今は少しゆっくり過ごしている」「体調を崩していて、しばらく学校を休んでいる」など、お子さんのプライバシーを守りつつ、相手に心配をかけない範囲で伝える方法もあります。

3

状況に応じて「会わない選択肢」も尊重する

友だちと会うことが、お子さんにとって大きな負担になる場合もあります。無理に会わせようとすると、かえってストレスを増やし、回復を遅らせてしまう可能性も考えられます。

「今は会わない」という選択肢も、お子さんの大切な自己決定です。親御さんは、その選択を尊重し、お子さんが安心して過ごせる環境を整えることに注力しましょう。友だちとの関係は、お子さんのペースで、無理なく再構築できる時期が必ず来ます。

子どもの気持ちに寄り添う具体的な接し方

お子さんの状況や気持ちは日々変化するため、一律の正解はありません。ここでは、いくつかのケースに応じた接し方のヒントをご紹介します。

子どもが友人に会いたがらない場合

お子さんが友だちと会うことに抵抗がある場合、その気持ちを尊重することが最も重要です。無理強いはせず、お子さんが安心して過ごせる環境を整えましょう。

💡 ワンポイント

「今は会いたくないんだね、わかったよ」と、お子さんの気持ちを肯定的に受け止める言葉を伝えましょう。お子さん自身が、友だちと会わないことを選択できる安心感を持つことが大切です。会わないことで、友だちとの関係が途切れることを心配する気持ちも理解しつつ、お子さんのペースを優先してください。

子どもが友人と会いたがる場合

もしお子さんが友だちと会いたがっている場合は、できる範囲でサポートを検討しましょう。ただし、お子さんの体調や精神状態をよく観察し、無理のない範囲で調整することが大切です。

💡 ワンポイント

まずは短時間から、自宅など安心できる場所での交流を提案してみるのも良いでしょう。オンラインでの交流も有効な手段です。会った後のお子さんの様子をよく見て、疲れていないか、負担になっていないかを確認し、次回以降の参考にしましょう。

友人の親から連絡があった場合

友人の親御さんからの連絡は、お子さんを心配してのことだと思います。感謝の気持ちを伝えつつ、お子さんの意向を尊重した上で対応を考えましょう。

⚠️ 注意

お子さんが不登校であることを伝えたくないと希望している場合は、無理に開示する必要はありません。お子さんのプライバシー保護を最優先に考えましょう。「今はゆっくり過ごさせています」「体調が回復したら、また遊んでほしいです」といった、お子さんの状況をぼかした表現で伝えることも可能です。

もし、友人の親御さんが不登校について理解を示してくださるようであれば、お子さんの状態に合わせて、情報開示の範囲を相談しても良いでしょう。大切なのは、親御さん自身が心穏やかに対応できる方法を選ぶことです。

親自身の心のケアも忘れずに:CoConが隣で考えます

お子さんの不登校と向き合う中で、親御さん自身も大きなストレスや孤独を感じることがあります。友人の親との接し方に悩むことは、親御さんの心にさらなる負担をかけるかもしれません。

しかし、親御さんが心身ともに健康であることが、お子さんの回復にも繋がります。どうかご自身の心のケアも忘れずに、時には息抜きをしたり、信頼できる人に相談したりしてください。

CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、保護者の皆さんに寄り添っています。一人で抱え込まず、専門機関や支援団体、同じ悩みを持つ保護者の方々と繋がることも、心の支えになります。

もし、お子さんの精神的な状態について深く悩んでいる場合や、自傷行為などの兆候が見られる場合は、ためらわずに専門家にご相談ください。以下の相談窓口も活用できます。

お子さんの友人関係は、不登校という状況の中で、特に繊細な課題です。焦らず、お子さんのペースを尊重しながら、最適な方法を一緒に見つけていきましょう。CoConは、これからも保護者の皆さんの隣で、共に考え、サポートを続けていきます。

よくある質問(FAQ)

Q.不登校の子どもが友だちに会いたがらない場合、無理に会わせるべきですか?
A.お子さんが会いたがらない場合は、その気持ちを尊重することが最も大切です。無理に会わせると、かえって心に負担をかけ、回復を遅らせる可能性もあります。今は会わないという選択肢も、お子さんの大切な自己決定です。
Q.不登校であることを友人の親にどこまで伝えるべきでしょうか?
A.お子さんのプライバシーと気持ちを最優先し、家族で話し合って方針を決めましょう。お子さんが知られたくないと強く希望する場合は、その意思を尊重し、「体調を崩してゆっくりしている」など、状況をぼかして伝えることも可能です。
Q.不登校の子どもが友だちと会うこと自体に抵抗があるようです。どうすれば良いですか?
A.会うことに抵抗があるのは、学校の話が辛い、元気な姿を見せたくないなど、様々な理由が考えられます。まずは「今は会いたくないんだね」と気持ちを受け止め、安心できる環境を整えましょう。オンラインでの交流や、短時間・自宅での再開を検討するのも一案です。
Q.友だちとの関係が途切れて、子どもが孤立するのが心配です。
A.親御さんの心配はもっともですが、お子さんのペースを尊重することが大切です。今は学校に行けなくても、新しい居場所やコミュニティで関係を築く機会はあります。また、回復後に自然と友人関係が再構築されることも少なくありません。焦らず見守りましょう。

参考になるサービス・情報

お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。

🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口

つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。

  • よりそいホットライン0120-279-338 (24時間・無料)
  • 24時間子供SOSダイヤル0120-0-78310 (文部科学省)
  • チャイルドライン0120-99-7777 (18歳まで)
  • 児童相談所虐待対応ダイヤル189 (いちはやく)
  • 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み)0120-189-783
  • いのちの電話(ナビダイヤル)0570-783-556 (10:00〜22:00)
  • いのちの電話(フリーダイヤル)0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556 (厚生労働省)
  • まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴

本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

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