THE INSIGHT / お悩み解決
お子さんが中学校を卒業し、いよいよ高校進学を考える時期。しかし、学校に行きづらさを感じていたお子さんが「どんな高校に行けばいいのかわからない」「どこも自分に合う気がしない」と迷っていると、保護者の方も「この子に合う選択肢はあるのだろうか」「将来どうなってしまうのだろう」と、不安で胸がいっぱいになるかもしれません。
CoConには、同じように高校進学で悩みを抱える保護者の方から、多くのご相談が寄せられています。あなたが悪いわけではありません。そして、悩んでいるのはあなただけではありません。この記事では、高校進学に迷うお子さんの気持ちに寄り添いながら、多様な選択肢を知り、お子さんに合った進路を見つけるためのヒントをご紹介します。CoConが、隣で考えます。
高校進学、お子さんが迷うのは「当たり前」です
不登校を経験したお子さんが高校進学に迷うのは、ごく自然なことです。これまでの学校生活で心に傷を負ったり、自信を失ったりした経験があると、新しい環境への一歩を踏み出すことに大きな不安を感じます。
また、世の中には全日制高校だけでなく、通信制高校、定時制高校、高等専修学校、高卒認定試験など、多様な学びの場があります。選択肢が多すぎることで、かえって「どれが自分に合っているのか」と迷ってしまうことも少なくありません。保護者の方も「早く決めないと」と焦る気持ちになるかもしれませんが、お子さんにとって最善の道を探すためには、まずその「迷い」を受け止めることが大切です。
お子さんが高校進学に「迷う」背景にあるもの
お子さんが高校進学に迷う背景には、いくつかの要因が考えられます。
● 過去の学校生活への不安
人間関係のトラブル、学習の遅れ、いじめなど、これまでの学校生活で辛い経験があった場合、新しい学校でも同じことが繰り返されるのではないかと不安を感じるかもしれません。● 「自分に合う場所があるのか」という漠然とした不安
「自分は普通じゃない」「どこにも居場所がない」と感じているお子さんもいます。自分を受け入れてくれる環境があるのか、新しい場所でうまくやっていけるのかという漠然とした不安が、進路選択をためらわせることがあります。● 将来への期待と現実のギャップ
「みんなと同じように進学したい」という気持ちと、「今の自分には無理かもしれない」という現実のギャップに苦しんでいる場合もあります。周囲の期待や世間体へのプレッシャーを感じているお子さんもいるでしょう。
💡 ワンポイント
お子さんの「迷い」は、決してネガティブなものではありません。むしろ、「自分にとって本当に良い選択をしたい」という前向きな気持ちの表れでもあります。この時期にじっくりと自分と向き合うことで、お子さんは大きく成長するきっかけを掴むことができます。
今日からできる!お子さんの「迷い」に寄り添う3つのステップ
お子さんの高校進学への迷いを解消し、自分に合う選択肢を見つけるために、保護者の方が今日からできる具体的な3つのステップをご紹介します。
まずは「迷っているね」と気持ちを受け止める
お子さんの迷いや不安な気持ちを、まずは否定せずに「そうだね、迷っているんだね」と、共感的に受け止めてあげましょう。「早く決めなさい」「みんなはもう決めているよ」といった言葉は、お子さんをさらに追い詰めてしまう可能性があります。「なぜ迷うの?」と問い詰めるのではなく、「どんなことを不安に感じているのかな」と、お子さんの言葉に耳を傾ける姿勢が大切です。
小さな「好き」や「興味」の種を探す
高校で何を学びたいか、どんな生活を送りたいかが明確でなくても、お子さんが普段どんなことに興味を持っているか、どんなときに楽しそうにしているかを観察してみましょう。ゲーム、アニメ、絵を描くこと、読書、動物、ボランティア活動など、どんな小さなことでも構いません。それらの興味が、将来の進路や学びのヒントになることがあります。お子さんとの何気ない会話の中から、一緒に「好き」の種を見つけてみてください。
保護者も多様な進学情報を集め、選択肢を広げる
お子さん自身が動き出すのが難しい場合でも、保護者の方が先に情報収集を始めることはできます。全日制以外の通信制高校や定時制高校、高等専修学校、フリースクールなど、多様な学びの場があることを知り、選択肢を広げておくと良いでしょう。学校のパンフレットを取り寄せたり、説明会に参加したり、インターネットで情報を検索したりして、「こんな場所もあるんだね」と、お子さんに提示できる材料を増やしておくことが、いざという時の安心につながります。
お子さんに合う選択肢を見つけるための具体的な視点
高校進学の選択肢は、お子さんの個性や状況に合わせて実に多様です。一般的な全日制高校だけでなく、様々な学びの形があることを知り、お子さんと一緒に考えてみましょう。
全日制高校(定時制・通信制課程併置校も含む)
毎日登校し、時間割に沿って学ぶ一般的な高校です。学校生活を楽しみたい、部活動に打ち込みたいといったお子さんに向いています。最近では、不登校経験のある生徒へのサポートが手厚い学校や、定時制・通信制課程を併置している学校も増えています。併置校であれば、途中で学びのスタイルを変更できる柔軟性があります。
通信制高校
自宅学習が中心で、登校日数が少ないのが特徴です。自分のペースで学習を進めたいお子さんや、体調に波があるお子さんにとって、大きなメリットがあります。一口に通信制高校と言っても、週に数回登校する「通学型」から、年に数日のスクーリングで済む「単位制」まで、学習スタイルやサポート体制は多種多様です。
⚠️ 注意
通信制高校を選ぶ際は、サポート体制をしっかり確認することが重要です。個別指導の有無、カウンセリング体制、進路相談、イベントの充実度など、お子さんが安心して学べる環境が整っているかを見極めましょう。
定時制高校
主に夕方から夜にかけて授業が行われる高校です。少人数制でアットホームな雰囲気の学校が多く、多様な年齢層の生徒が在籍しているため、自分のペースで学びたいお子さんや、日中に別の活動をしたいお子さんに適しています。働きながら学ぶ生徒も多く、自立を促す環境とも言えるでしょう。
高等専修学校・高卒認定試験
特定の専門分野を深く学びたいお子さんには、高等専修学校も選択肢の一つです。美容、調理、IT、デザインなど、実践的なスキルを身につけることができます。また、高校に進学せず、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)の合格を目指すという道もあります。高卒認定を取得すれば、大学や専門学校への進学が可能になります。
フリースクールや居場所の活用
高校進学前に、一度立ち止まって自分のペースを取り戻したい、社会性を育みたいという場合は、フリースクールや地域の居場所の活用も有効です。これらの場所では、学習支援だけでなく、様々な体験活動や仲間との交流を通じて、お子さんが自信を育むことができます。高校進学への準備期間として利用するケースも増えています。
フリースクールに通い始めてから、息子は少しずつ笑顔が増えました。最初は高校なんて無理だと言っていたのに、今は「自分に合う通信制高校を探したい」と前向きな言葉を聞かせてくれるように。焦らず見守って本当に良かったです。
焦らないで。お子さんのペースで「最適解」を探す旅に出よう
お子さんの高校進学は、人生の大きな節目であり、保護者の方にとって不安が尽きないことでしょう。しかし、お子さんに合った選択肢は必ず存在します。大切なのは、焦らず、お子さんの気持ちに寄り添いながら、多様な選択肢を一緒に探していくことです。
もし、一人で抱えきれないと感じたら、学校の先生やスクールカウンセラー、地域の教育相談窓口、不登校支援団体など、様々な専門機関を頼ってください。CoConも、不登校の家庭をひとりにしないために、あなたの隣で考え、必要な情報やサポートを提供していきます。お子さんの未来を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q.不登校の子どもが高校進学を迷っているとき、親はどう接すれば良いですか?
Q.不登校からの高校進学で、どのような選択肢がありますか?
Q.通信制高校を選ぶ際の注意点は何ですか?
Q.高校進学前にフリースクールに通うのは有効ですか?
Q.子どもが高校進学に前向きになれない場合、親はどこに相談すれば良いですか?
参考になるサービス・情報
お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。
- 通信制高校のこと(文部科学省)
文部科学省による通信制高校の情報ポータル。制度や学校選びの参考に。 - 不登校の相談窓口(文部科学省)
文部科学省がまとめた、不登校の子ども・保護者向けの相談窓口の案内。 - フリースクールナビ
全国のフリースクールを地域から探せる検索サイト。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴
本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。
