学校に行きたがらない小学生 オンライン授業以外にどんな選択肢がある?親ができる3つのこと

CoCon編集部

THE INSIGHT / お悩み解決

「学校に行きたがらないけれど、オンライン授業もなかなか集中できないみたい…」「このままで、この子の将来は大丈夫なのだろうか」。小学校のお子さんが学校に行きづらくなり、オンライン授業以外の学びの選択肢を探している保護者の方々から、CoConにも多くの声が届きます。もしかしたら、あなたも同じような不安を抱えているかもしれませんね。でも、あなたが悪いわけではありませんし、決して一人ではありません

学校に行けない小学生、オンライン授業だけが全てではありません

お子さんが学校に行きづらくなった時、まずは学校からオンライン授業を提案されるケースも少なくありません。しかし、慣れない環境でのオンライン学習は、すべての子どもにとって最適な選択肢とは限りません。特に小学生のお子さんにとっては、集中力の維持や、画面越しのコミュニケーションに難しさを感じることもあるでしょう。

「オンライン授業も難しいとなると、他にどんな選択肢があるのだろうか」と、保護者の方の不安は募るばかりかもしれません。しかし、お子さんが学校に行けない理由は一つではありませんし、学びの形も一つだけではありません。大切なのは、お子さん一人ひとりの個性や状況に合わせた居場所や学び方を見つけることです。

小学校で「不登校」が増えている背景

文部科学省の調査によると、令和4年度の不登校児童生徒数は過去最多の約30万人(小学生は約10万人)に上り、これは決して特別なことではありません。背景には、人間関係の悩み、学業不振、発達特性、いじめ、教員不足による支援体制の不十分さ、学校生活への不安など、様々な要因が複雑に絡み合っています。

PR・広告

社会全体で子どもの学び方や育ち方を多様に捉えようという動きが進む中で、学校以外の場所での学びも、より認められるようになってきました。オンライン授業もその一つですが、それ以外にもお子さんに合った選択肢はたくさんあります。

小学生の子どもの「今」に寄り添う3ステップ

お子さんが学校に行きづらい状況にある時、保護者の方にできることはたくさんあります。焦らず、お子さんのペースに合わせて、今日からできる具体的な3つのステップをご紹介します。

1

子どもの気持ちに耳を傾ける

「どうして学校に行きたくないの?」と問い詰めるのではなく、「今は学校に行きたくないんだね」と、まずはお子さんの気持ちをまるごと受け止めてみましょう。家で過ごす時間が増えたことで、お子さんの表情や行動に変化はないか、注意深く見守ることが大切です。話したがらない時は無理に聞き出そうとせず、安心して過ごせる環境を整えることに集中してください。

2

「安心できる居場所」を一緒に探す

学校以外にも、お子さんが「ここなら落ち着ける」「楽しい」と感じられる場所を探してみましょう。それは、自宅の一室かもしれませんし、近所の公園、図書館、習い事、地域の子ども向けイベントなど、どこでも良いのです。大切なのは、お子さん自身が「安心できる」と感じられることです。オンラインゲームや特定の趣味に没頭しているなら、それを足がかりに居場所を広げることも考えられます。

3

情報を集め、選択肢を検討する

お子さんの気持ちを受け止め、安心できる居場所が見えてきたら、次は具体的な学びの選択肢について情報を集め始めましょう。インターネットだけでなく、教育委員会や地域の相談窓口、フリースクールなどの見学を通して、お子さんに合いそうな場所を探します。この時も、お子さんの意見を尊重し、「一緒に考えていこうね」という姿勢を忘れないでください。

小学校のオンライン授業以外にもある、学びの選択肢

不登校の小学生にとって、オンライン授業以外にも様々な学びの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、お子さんと一緒に最適な道を探していきましょう。

自宅学習・家庭での学び

自宅での学習も、学校教育の一環として認められる可能性があります。文部科学省は、不登校児童生徒の学習機会確保のため、要件を満たせば家庭での学習を出席扱いとすることを認めています。通信教材やタブレット学習、オンライン家庭教師などを活用し、お子さんの興味やペースに合わせて学習を進めることができます。

「以前、オンライン授業は集中できなかったけれど、自分の好きな時間にできる通信教材なら、少しずつ取り組めているみたい。無理なく続けられるのが良いね。」

フリースクールや地域活動

フリースクールは、不登校の子どもたちのための民間の居場所であり、多様な学習プログラムや体験活動を提供しています。学校とは異なる少人数制の環境で、安心して過ごせる場所が見つかるかもしれません。また、地域のボランティア活動、子ども食堂、スポーツクラブ、習い事なども、社会とのつながりや学びの機会となります。

教育支援センター(適応指導教室)

教育支援センター(適応指導教室)は、各市町村の教育委員会が設置・運営する公的な施設です。学校復帰を目標とする場合が多いですが、必ずしも学校に戻ることを強制されるわけではありません。学習支援やカウンセリング、集団活動などを通して、子どもたちが自信を取り戻し、社会性を育む場として機能しています。学校と連携しているため、出席扱いとなる場合もあります。

ホームスクーリング

ホームスクーリングは、保護者が主体となって家庭で教育を行う選択肢です。カリキュラムや学習方法は家庭の判断に委ねられるため、お子さんの興味や関心に合わせて、柔軟な学びを提供できます。海外では広く普及していますが、日本ではまだ一般的ではありません。しかし、お子さんのペースを最優先したいと考える家庭にとっては、有効な選択肢の一つとなり得ます。

選択肢を検討する上で大切なこと

💡 ワンポイント

どの選択肢を選ぶにしても、最も大切なのはお子さん自身の気持ちとペースを尊重することです。焦らず、お子さんとじっくり話し合い、見学などを通して体験する機会を設けることで、お子さん自身が「ここならやってみたい」と思える場所が見つかるかもしれません。

「早く元の生活に戻してあげたい」という保護者の思いは自然なものですが、お子さんにとっては何よりも安心できる環境と、自分の気持ちが受け入れられる体験が重要です。無理に何かを決めつけたり、急かしたりすることは避けましょう。

⚠️ 注意

お子さんが心身の不調を訴えている場合や、強い不安、自傷行為の兆候などが見られる場合は、迷わず専門機関にご相談ください。小児科、心療内科、精神科、または地域の教育相談窓口や保健センターなどが適切なサポートを提供してくれます。

不安な気持ちを抱え込まず、相談先へつながる一歩

お子さんの不登校は、保護者の方にとっても大きな心労を伴うものです。「自分だけが頑張らなければ」と抱え込んでしまうと、心身のバランスを崩してしまうこともあります。

スクールカウンセラーや教育相談センターの専門家、地域の不登校支援団体など、頼れる場所はたくさんあります。保護者の方自身の気持ちを打ち明け、情報交換をすることで、心が少し楽になるだけでなく、お子さんにとってより良い選択肢が見つかるきっかけにもなるでしょう。

CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、保護者の皆様に寄り添います。お子さんの学びの道は多様であり、どの道を選んだとしても、お子さんの成長を信じて見守る気持ちが、何よりも大きな力になります。焦らず、お子さんと一緒に、最適な一歩を見つけていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q.小学校の不登校で、オンライン授業が合わない場合、他にどんな選択肢がありますか?
A.自宅学習(通信教材、タブレット学習、オンライン家庭教師など)、フリースクール、教育支援センター(適応指導教室)、ホームスクーリングといった多様な選択肢があります。お子さんの個性や状況に合わせて検討することが大切です。
Q.自宅学習でも小学校の出席扱いにできますか?
A.はい、文部科学省が定める要件を満たし、学校と連携して計画的に学習を進めれば、家庭での学習も出席扱いとなる場合があります。まずは学校の先生や教育委員会に相談してみましょう。
Q.フリースクールはどのような場所ですか?
A.フリースクールは、不登校の子どもたちのための民間の居場所で、多様な学習プログラムや体験活動を提供しています。学校とは異なる少人数制の環境で、子どもたちが安心して過ごし、社会性や自己肯定感を育むことを目指しています。
Q.子どもが学校に行きたがらない時、親はどう接すれば良いですか?
A.まずはお子さんの気持ちを否定せず受け止め、「安心できる居場所」を一緒に探すことが大切です。無理に学校に戻そうとせず、お子さんのペースを尊重しながら、多様な学びの選択肢について情報収集を始めましょう。
Q.不登校で不安が強い時、どこに相談すれば良いですか?
A.学校のスクールカウンセラー、教育委員会の教育相談窓口、地域の保健センター、児童相談所などが相談先として挙げられます。お子さんの心身の不調が強い場合は、小児科や心療内科など専門の医療機関も検討してください。

参考になるサービス・情報

お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。

🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口

つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。

  • よりそいホットライン0120-279-338 (24時間・無料)
  • 24時間子供SOSダイヤル0120-0-78310 (文部科学省)
  • チャイルドライン0120-99-7777 (18歳まで)
  • 児童相談所虐待対応ダイヤル189 (いちはやく)
  • 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み)0120-189-783
  • いのちの電話(ナビダイヤル)0570-783-556 (10:00〜22:00)
  • いのちの電話(フリーダイヤル)0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556 (厚生労働省)
  • まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

👨‍👩‍👧 不登校の家庭をひとりにしない。

同じ悩みを持つ保護者に向けて、CoConのLINEで情報や相談窓口を無料でお届けしています。

🟢 LINEで無料登録する


あわせて読みたい関連コラム

監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴

本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。

📚 学習のサポートをお探しですか?

不登校のお子さんの学習継続を支援するサービスをご紹介します。

この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

PR・広告