COCOLABO / 注目のフリースクール
麻布台ヒルズや東京タワーから歩いて行ける、都心のど真ん中。けれど扉を開けた瞬間、そこは人工芝の広がる、自然光がたっぷり差し込む明るい空間。ハンモックが揺れ、子どもたちが思い思いにアートと向き合っている――。アートフリースクール「PortA(ポルタ)」は、2026年に開かれた、これまでにないコンセプトのフリースクールです。「ココロの体幹をつくる」を合言葉に、安寧・温和・全在の3つを大切にしながら、子どもたちが”自分の表現に出会う”航海に伴走します。CoCoNが、PortAという素敵な”扉”をご紹介します。
⚓ アートフリースクール PortA ⚓
アートの空気の中で、自分の創造の扉をひらく。
目次
➖アートフリースクールPortAってどんな場所?➖
PortAは、2026年に東京・麻布台にオープンしたアートフリースクール。都会のアートの秘密基地「アート パーティ トーキョー」の昼の時間を活用して、子どもたちがアートの空気にふれながら、心穏やかにすごせる環境が整えられています。
特徴は、なんといってもその“アートピクニック”をテーマにした空間。都会の真ん中でありながら、自然光がたっぷりと差し込む、人工芝の広がる明るい室内。芝生の上でピクニックをしているような感覚で過ごせて、ハンモックに揺られながら、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。フリースクールとも、アトリエとも違う、まったく新しい子どもの居場所のかたちです。
ーPortA = PORT × ART:名前に込められた意味ー
スクール名「PortA(ポルタ)」には、いくつもの意味が重ねられています。
🚪 PORTA(ポルタ)=イタリア語で「扉」
子どもたち一人ひとりの“創造性の扉”を、ともにひらいていく場所でありたい。
⚓ PORT × ART = “港” × “美術”
船が港で十分に休息し、新たな船出に備えるように、アートにふれる時間のなかで、自分の創造性の扉をひらくことをサポート。ここは、子どもたちの心の”港”です。
“扉”であり、”港”でもある場所。PortAの世界観は、この二つの隠喩のあいだで静かに息づいています。
~3つの大切にしていること:安寧・温和・全在~
PortAには、運営の根幹に据えられた3つの言葉があります。
🌿 安寧(あんねい)
そのひとの心が、いつも穏やかで安らいでいる。
🕯 温和(おんわ)
そのひとの心のうちにある温もりを信じる。
🌟 全在(ぜんざい)
そのひとの存在を、ありのままに肯定する。
「カラダに体幹があるように、ココロにも体幹があります。私たちは『安寧』『温和』『全在』の3つを大切にし、子どものココロを最大限に尊重し、その体幹を育てていきます。そのひとに在る可能性を信じ、ともに扉をひらいていきましょう」
~航海を支える4人のクルー~
PortAのスタッフは「クルー=創造航海士」と呼ばれます。子どもたちの創造の航海に伴走し、技術や知識を提供し、制作過程をサポートする存在。それぞれが、固有の役割と専門性を持っています。
🎨 ミロ/青栁 美どり さん
アート・キャプテンクルー / 創造航海士
子どもたちのArtの航海を担当。表現すること、つくることを通して、子ども一人ひとりが自分自身の内側へと旅をする時間に伴走します。正解を示すのではなく、「たゆたう道筋を一緒に楽しみ味わう」存在として、創造の舵を支える。
⚓ ミノ/蓑田 雅之 さん
ハーバー・キャプテンクルー / 寄港地整備士
Port(港)を担当するハーバー・クルー。Artの航海をたゆたう小さなひとたちがいつでも安心して戻ってこられる“寄港地”を支える役割。保護者との対話の場を大切にし、家庭とスクールが同じ港から航海を見守れるよう、関係性の土台を整えていく。
🛟 HANA/ラコー 華恵 さん
ベースクルー / オペレーション担当
PortAの航海全体を下支えする存在。ロジスティクス・スケジュール・環境づくりなど、表には見えにくい”裏方”を担いながら、航海が安全に進むための基盤を整える。港と航海が機能するのは、ベースを支えるクルーがいるからこそ。
🧭 ソーミ/村松 美奈子 さん
セーフティ・ナビゲーター / 公認心理師
PortAでの航海が、子どもにとっても、親にとっても、無理のない心の水域で続いていくよう見守る存在。安心して進める心の水域を、子ども・親・クルーと共に確かめながら、航海を続けていくための手がかりを模索する。横浜市の小学校に長年勤務した経験を持ち、国際バカロレア・心理学にも精通。
PortAでは、保護者もクルーの一員として、子どもの航海を見守り伴走するとされています。そのために、不登校対応の専門家や公認心理師とともに行う「親の学び」も提供されています。
~PortAの一日:火・水・木のリズム~
PortAの一日は、ゆったりとしたリズムで流れていきます。火・水・木の週3日、10:00〜14:30。一日の流れをご紹介します。
🌅 10:00〜10:30 Morning time
登校・モーニングサークル。一日の始まりを、みんなで分かち合う時間。
🎨 10:30〜12:00 Art time
モーニングアートタイム。本格的な創造の航海に出る、一日の中心となる90分。
🍱 12:00〜13:00 Lunch time
ランチタイム&休憩。お散歩に出かけることも。麻布台界隈の街並みを感じながら一息。
🖌 13:00〜14:30 Afternoon time
アフタヌーンアートタイム+サークルタイム。午後の創作と、一日を振り返る時間。
🌇 14:30 Home time
下校。”今日の航海”を持ち帰って、家路へ。
🖼 年間6回のアートトリップ
スクールでの創作のほか、年間6回の美術館やギャラリー探訪のアート鑑賞遠足を予定。教室の中だけでなく、実際の作品や空間に触れる体験を大切にしています(希望者制)。
~費用・通室ペース・東京都フリースクール認定の準備~
PortAでは、お子さま・ご家族の生活リズムに合わせて、週1回(月3回)〜週3回(月9回)の範囲で通室ペースを選べます。続けることそのものが負担にならないよう、入学前には必ず通い方についての相談時間が設けられています。
🌟 通室助成について(東京都認定までの独自補助制度)
PortAは2027年7月の東京都フリースクール認定校取得に向けて準備中。認定までの期間として、2026年4月1日〜6月末日までにご入学の方を対象に、独自の補助制度を用意しています。
・週2回(月4回)通室:月額 11,000円補助 ・週3回(月9回)通室:月額 22,000円補助
※ 東京都のフリースクール利用料助成金(月額上限2万円)を見据えた制度です。
~PortAは、こんなお子さんに向いています~
PortA公式のQ&Aには、こんな一節があります。
「アートや表現に関心がある」 「つくること、感じること、アートを見ることが好き」 「自分が感じ、表現するペースを大切にしたい」 そんなお子さんに向いている場所です。『誰にでも合う場所』ではありませんが、アートが大好きなお子さんにとって、深く安心できる場所でありたいと考えています。
この「誰にでも合う場所ではない」と正直に言い切る姿勢こそ、PortAの誠実さを物語っています。万人向けに広げるのではなく、“美術や表現に関心のあるお子さんのための、比較的ニッチな場”として深さを追求する。だからこそ、合う子にとっては最高の居場所になります。
学校との関係・出席扱いについて
PortAは現時点では東京都のフリースクール認定校ではないため、参加が在籍校の出席扱いになるわけではありません。ただし、「PortAに通っていること」を示す通所証明書・活動報告書は発行可能。出席扱いについては、最終的には在籍校の判断となります。
また、学校に行っていても、行っていなくても参加OK。学校を1日お休みしてPortAに来ることも、学校の美術とは別に通うこともできます。教科学習の指導はありませんが、アートを通じた多様な学びが、日々の活動報告(レポート)でご家庭に伝えられます。
「作りたい気持ちにならない時は、作らなくていい」「ゆったりとした時間を過ごすことも、その人なりの表現」――そう言い切ってくれる場所の存在は、お子さんにも、保護者にも、深い安堵を運んでくれるはずです。
ーCoConから、ひとことー
CoConは、不登校のご家庭の伴走を仕事にしています。日々、たくさんの保護者の方とお話しするなかで強く感じるのは、“アートや表現に向いた子”が、既存の学校では本来の力を発揮しにくい現実です。PortAのように、その子の感性をまるごと受け止め、表現の扉を一緒にひらいてくれる場所は、本当に貴重です。 “ココロの体幹をつくる”――この言葉に込められた重みは、不登校の現場を見てきた方ほど深く頷けると思います。心が揺れすぎず、傾きすぎず、自分らしくいられるための芯。それは、教科学習では育てきれない、人生の根っこの部分です。PortAという扉が一つ開かれたことを、CoConは心から喜び、応援しています。
アートフリースクール PortA
〒106-0041 東京都港区麻布台1-9-12 飯倉台ビル4F 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅 麻布台ヒルズ地上口から徒歩5分/南北線「六本木一丁目」駅・大江戸線「赤羽橋」駅も徒歩圏内
公式サイト:https://porta-tokyo.com/
Instagram:@PortA_Tokyo
X(旧Twitter):@PortaTokyo