不登校で部屋から出ない子を誘うには?ゲーム以外で心を動かす方法

CoCon編集部

THE INSIGHT / お悩み解決

お子さんが不登校になり、部屋に引きこもってゲームばかりしている姿を見て、「このままで大丈夫だろうか」「どうにかして部屋から出てほしいけれど、どう誘えばいいのか分からない」と不安や焦りを感じていらっしゃる保護者の方へ。そのお気持ち、CoConはよく理解しています。お子さんが部屋から出ない状況は、決して珍しいことではありません。そして、あなたが悪いわけではありません。私たちは、不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。

「部屋から出ない」「ゲームばかり」…不登校のお子さんとの向き合い方に悩んでいませんか?

お子さんが不登校になり、さらに部屋に閉じこもりがちになると、保護者の方は深い孤立感や無力感に襲われることがあります。「何が原因なのか」「どうすればいいのか」と、出口の見えないトンネルの中にいるような気持ちになるかもしれません。

特に、お子さんが一日中ゲームをしている姿を見ると、「もっと建設的なことをしてほしい」「外に出てほしい」という思いが募る一方で、どう声をかけたらいいか分からず、余計に距離が生まれてしまうこともあります。多くの方が同じような悩みを抱えています。

「学校に行かないのは仕方ないとしても、せめて部屋から出てきてほしい。外の世界に触れてほしいけれど、何に誘っても『嫌だ』の一点張りで…。」

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「リビングには来るけれど、結局スマホやゲームばかり。このままで将来が心配で、つい小言を言ってしまいます。」

CoConは、そうした保護者の皆さんの声に耳を傾け、お子さんとの関係を少しでも前向きにするためのヒントを一緒に探していきます。

なぜ部屋から出たがらないの?その背景にある子どもの気持ちを理解する

お子さんが部屋から出たがらない、ゲームに没頭する背景には、さまざまな心境が隠されています。決して「だらけている」わけではなく、心身のエネルギーが消耗している状態であることが多いです。

エネルギーの枯渇と自己肯定感の低下

不登校の多くのお子さんは、学校での人間関係や学習、あるいは漠然とした不安など、目に見えないプレッシャーと闘い、心身のエネルギーを大きく消耗しています。部屋に引きこもるのは、それ以上エネルギーを使いたくない、これ以上傷つきたくないという自己防衛の表れかもしれません。

また、不登校であること自体が、お子さんの自己肯定感を大きく傷つけている可能性もあります。部屋にいることで、他人の評価や期待から逃れ、自分を守ろうとしているのです。

安全な「シェルター」としての部屋

お子さんにとって、自分の部屋は唯一安心できる場所、いわば「シェルター」のような存在です。外界の刺激やプレッシャーから隔絶され、誰にも邪魔されない空間で過ごすことで、心の平穏を保とうとしているのです。ゲームに没頭するのも、現実の不安から一時的に逃れ、コントロールできる仮想世界で達成感を味わうことで、心のバランスを取ろうとしているのかもしれません。

💡 ワンポイント

お子さんが部屋から出たがらない理由を「怠けている」と決めつけず、まずは「何か理由があるのだろう」と受け止めることが大切です。その理解が、関係改善の第一歩となります。

まずはここから!「部屋から出ない」子どもとの関係を築く3つのステップ

お子さんをゲーム以外で誘う前に、まずは子どもが安心して部屋から出られるような土台作りが重要です。焦らず、小さな一歩から始めてみましょう。

1

観察と受容:無理に引き出そうとしない

お子さんが部屋から出ないことを無理に責めたり、強引に外に連れ出そうとしたりするのは逆効果になることが多いです。まずは、お子さんの今の状態を「そういう時期なのだ」と受け止めることから始めましょう。部屋にいる間、何をしているのか、どんな表情をしているのかなど、そっと見守る姿勢が大切です。

2

信頼関係の構築:安心できる家庭環境を作る

お子さんが「この家は安全だ」「何を言っても大丈夫だ」と感じられるような環境を意識しましょう。普段の会話の中で、お子さんの意見を否定せず、共感する姿勢を見せること。ゲームをしていること自体を頭ごなしに批判せず、「楽しそうだね」「どんなゲームなの?」といった興味を示す声かけから始めるのも良いでしょう。

3

小さな声かけから:選択肢を与える

いきなり「外出よう」と誘うのではなく、まずは「ご飯できたよ」「お風呂沸いたよ」といった日常の誘いかけから始めます。返事がなくても、根気強く声をかけ続けましょう。もし、返事があったり、少しでも部屋から出てきたら、その小さな変化を認め、褒めることが大切です。誘う際も、「〇〇と△△、どっちがいい?」のように、お子さんに選択肢を与えることで、自分で決めるという主体性を尊重できます。

ゲーム以外で子どもを外に誘う、具体的なきっかけ作り

お子さんが少しずつ部屋から出てくるようになったら、次はゲーム以外で外に誘うきっかけを考えてみましょう。大切なのは、お子さんの興味やペースを尊重することです。

共通の「好き」を見つける

お子さんがゲーム以外で興味を持っていることや、過去に好きだったこと、家族共通の趣味などはありませんか?例えば、昔好きだったアニメの映画を見に行く、特定のジャンルの本を一緒に探しに行く、飼っているペットの散歩に付き合ってもらうなど、お子さんが「これならいいかな」と思えるような、小さな誘いから試してみましょう。

役割を与える・頼る

「ちょっと重いものがあるから手伝ってくれる?」「一緒にスーパーに行って、〇〇を選んでほしいんだけど」など、お子さんに小さな役割やお願い事をしてみるのも有効です。自分が誰かの役に立っていると感じることは、自己肯定感を育み、部屋から出るきっかけになることがあります。ただし、あくまで「お願い」であり、強制にならないよう注意が必要です。

外の空気に触れる機会を作る

本格的な外出が難しくても、まずは家の庭やベランダで一緒に何かをしてみるのはどうでしょうか。例えば、一緒に植物に水をやる、洗濯物を畳むのを手伝ってもらう、短い時間だけ日なたぼっこをするなど、ほんの数分でも外の空気に触れるだけでも気分転換になります。お子さんの負担にならない、ごく短い時間から始めてみましょう。

専門機関の力を借りる

どうしてもお子さんが部屋から出たがらず、ご家庭内での解決が難しいと感じる場合は、一人で抱え込まずに専門機関に相談することも重要です。不登校や引きこもりに詳しいカウンセラーや精神科医、児童相談所、フリースクールなどが、客観的な視点からアドバイスやサポートを提供してくれます。

⚠️ 注意

お子さんに自傷行為や希死念慮の兆候が見られる場合は、迷わず専門機関にご相談ください。いのちの電話やこども家庭庁の相談窓口(こども家庭庁 相談窓口)、よりそいホットライン(0120-279-338)など、すぐに相談できる場所があります。

焦らないで。不登校・引きこもりは回復へのプロセス

お子さんが部屋から出ない状態が続くと、保護者の方は焦りを感じてしまうかもしれません。しかし、不登校や引きこもりは、お子さんが自分自身と向き合い、次のステップに進むための大切な準備期間と捉えることもできます。回復には時間がかかりますし、一進一退を繰り返すこともあります。

大切なのは、お子さんのペースを尊重し、根気強く寄り添い続けることです。そして、保護者の方ご自身の心と体の健康も非常に重要です。一人で抱え込まず、信頼できる人に相談したり、息抜きをする時間を作ったりしてください。

CoConは、不登校のお子さんを抱えるご家庭の皆さんが、安心して前向きな一歩を踏み出せるよう、これからも隣で考え、情報を提供し続けます。

よくある質問(FAQ)

Q.不登校で部屋から出ない子どもに、ゲーム以外でどう誘えばいいですか?
A.まずは無理に誘わず、お子さんの気持ちを理解することが大切です。小さな役割をお願いしたり、共通の「好き」を見つけて短い時間から一緒に楽しめることを提案したりするなど、お子さんのペースを尊重した声かけから始めましょう。焦りは禁物です。
Q.子どもがゲームばかりしていて心配です。取り上げるべきでしょうか?
A.ゲームを取り上げることは、お子さんとの信頼関係を損ねる可能性があります。ゲームがお子さんにとって安心できる場所であることも多いので、まずはゲームをすること自体を否定せず、興味を示す姿勢を見せることから始めてみましょう。徐々に別の誘いを試すのが良いでしょう。
Q.子どもが部屋から全く出てきません。どうすればいいですか?
A.まずは部屋が安全な場所だとお子さんが感じられるよう、無理に引き出そうとせず、見守る姿勢が大切です。食事の準備など、日常のルーティンの中で短い声かけを続け、返事があったり、少しでも反応があればそれを認めましょう。専門機関への相談も有効な選択肢です。
Q.不登校の子どもが部屋から出たがらないのは、私の育て方が悪いからでしょうか?
A.いいえ、あなたが悪いわけではありません。不登校や引きこもりの背景には、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。ご自身を責める必要はありません。一人で抱え込まず、 CoConのような専門メディアや相談機関を頼ってください。

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この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

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