不登校の一学期成績。先生面談で不安を希望に変える親の言葉

CoCon編集部

THE INSIGHT / お悩み解決

一学期が終わりを迎え、お子さんが不登校の状況にある保護者の皆様。この時期は特に、「一学期の成績はどうなるんだろう」「先生との面談で何を話せばいいんだろう」「このままで進級・進学できるのか」といった不安や疑問が尽きないことと思います。

お子さんの将来を案じるお気持ち、そして見通しの立たない現状に焦りを感じるお気持ちは当然のことです。しかし、あなたが悪いわけではありませんし、一人で抱え込む必要もありません。CoConは、不登校の家庭をひとりにしない。隣で考えます。

一学期の成績、先生との面談…不安を抱える保護者のあなたへ

新学期が始まり、期待と不安が入り混じる中で不登校が始まったお子さんを持つ保護者の皆様にとって、一学期の終わりは特に心労が重なる時期ではないでしょうか。

「このままでは内申点に響くのでは」「進級や進学に影響が出るのでは」といった成績への心配に加え、「先生との面談で何を伝え、何を聞けば良いのか」という学校とのコミュニケーションへの不安も大きいことと思います。

PR・広告

お子さんの不登校は、決して保護者の方の育て方が原因ではありません。様々な要因が複雑に絡み合って起こるものであり、あなたがご自身を責める必要は全くありません。このコラムでは、不登校のお子さんを持つ保護者が一学期の成績や先生との面談について抱える不安を少しでも和らげ、具体的な次の一歩を踏み出すための情報を提供します。

不登校の子どもの一学期成績、どうなる?評価の基本と現状

お子さんが学校に行けていない中で、一学期の成績がどう評価されるのかは、多くの保護者の方が気にかける点でしょう。日本の学校における成績評価は、主に「学習の記録(観点別評価)」と「出欠の記録」によって行われます。

出席日数と成績評価の関係

義務教育においては、出席日数が直接的に成績評価に影響することは少ないとされています。しかし、高校などでは進級や卒業要件として、一定の出席日数が求められることが一般的です。中学校の場合でも、内申点(調査書)には欠席日数が記載されるため、進学の際に影響を心配される方もいらっしゃるかもしれません。

文部科学省は、不登校の児童生徒への指導要録の記載について、「不登校であることのみをもって、性急に評価を下げたり、空白のままにしたりすることは適切ではない」という考え方を示しています。学校は、子どもが登校していない期間でも、家庭での学習状況や、学校外での活動などを踏まえて、可能な範囲で評価を行うことが求められています。

不登校でも成績評価の可能性はある?

不登校であっても、全く成績がつかないわけではありません。学校や地域によって対応は異なりますが、以下のような評価の可能性が考えられます。

  • 担任の先生との定期的な連絡や、配布された課題への取り組み状況
  • 登校できた日の授業参加やテストの結果
  • フリースクールや教育支援センターなど、学校外の学習活動の成果
  • ICT(情報通信技術)を活用した学習活動(オンライン授業など)

💡 ワンポイント

まずは、お子さんの学校で不登校時の成績評価についてどのような方針があるのか、先生との面談で確認することが大切です。学校によっては、柔軟な対応を検討してくれる場合もあります。

先生との面談は「味方づくり」のチャンス!準備と心構え

一学期の終わりや学期末に行われる先生との面談は、お子さんの現状を伝え、学校との連携を深めるための貴重な機会です。不安な気持ちを抱えながらも、この面談を「味方づくり」の場と捉え、前向きに臨むことが大切です。

面談前の準備:話したいこと、聞きたいことを整理する

面談を実りあるものにするためには、事前の準備が欠かせません。以下の点を参考に、話したいこと、聞きたいことを整理しておきましょう。

  • お子さんの現在の状況:体調、精神状態、自宅での過ごし方、興味を持っていること、困っていることなど、具体的な様子を伝える準備をしておきましょう。
  • 学校への希望・要望:「今は登校が難しいが、家庭学習のサポートをお願いしたい」「保健室登校から始められないか」「スクールカウンセラーとの連携を強化してほしい」など、具体的に伝えたいことをまとめておきましょう。
  • 聞きたいこと:「一学期の成績評価の具体的な方法」「今後の出席扱い制度の適用可能性」「学校が提供できる支援」「クラスでの様子(いじめやトラブルの有無など)」など、疑問点を書き出しておきましょう。

⚠️ 注意

面談は、学校や先生を責める場ではありません。お子さんの状況を共有し、共に解決策を探るパートナーシップを築く意識で臨みましょう。感情的にならず、冷静に事実と希望を伝えることが大切です。

面談中のポイント:冷静に、具体的に、建設的に

面談中は、以下の点を意識してみてください。

  • お子さんの状況を具体的に伝える:抽象的な表現ではなく、「朝起きられないことが多い」「特定の科目の学習に抵抗がある」「家では〇〇に熱中している」など、具体的なエピソードを交えると伝わりやすくなります。
  • 先生の話に耳を傾ける:学校側の視点や、先生が感じているお子さんの様子についても丁寧に聞きましょう。そこから新たな気づきが得られることもあります。
  • 今後の見通しを共有する:「すぐに登校は難しいかもしれないが、少しずつ前向きな変化が見られる」といった現状認識と、今後どのように学校と連携していきたいかを伝えましょう。
  • 最後に感謝を伝える:面談の終わりに、先生が時間を割いてくれたこと、お子さんのことを気にかけてくれていることへの感謝を伝えると、良好な関係を築きやすくなります。

面談はいつも緊張します。でも、事前に話す内容をメモしておくと、落ち着いて伝えられますね。先生も人間ですから、丁寧な姿勢で接すれば、きっと良い方向に進むと信じています。

【今日からできる】不登校の子どもと学校との連携を深める3ステップ

お子さんの不登校という状況の中で、保護者として何ができるのか、具体的なアクションに迷うこともあるでしょう。ここでは、今日から実践できる3つのステップをご紹介します。

1

お子さんの気持ちに寄り添い、安全基地となる

まずは、お子さんの気持ちを第一に考え、安心できる「安全基地」となることが何よりも大切です。無理に登校を促すのではなく、お子さんの話に耳を傾け、感情を受け止めることから始めましょう。学校に行けない理由を問い詰めるのではなく、「つらいね」「しんどいね」と共感する姿勢が、お子さんの心を少しずつ開くきっかけになります。自己肯定感を育むためにも、お子さんの「できたこと」や「頑張っていること」に目を向け、認めてあげましょう。

2

学校との定期的な情報共有と連携を密にする

担任の先生やスクールカウンセラーとの定期的な連絡は、お子さんの状況を共有し、学校からのサポートを引き出す上で不可欠です。面談だけでなく、電話やメールなどを活用し、お子さんの体調や家庭での様子をこまめに伝えましょう。学校側も、お子さんの状況を把握することで、より適切な支援を検討しやすくなります。学校からの情報提供も積極的に求め、連携を密にしていきましょう。

3

外部の専門機関やサポートを活用する

学校だけでなく、教育支援センター、フリースクール、児童精神科医、臨床心理士など、不登校の子どもたちをサポートする外部機関はたくさんあります。これらの専門家の力を借りることで、お子さんへの多角的なアプローチが可能になります。保護者の方自身の相談先としても活用でき、一人で抱え込まずに済むでしょう。まずは地域の教育委員会や、学校のスクールカウンセラーに相談し、適切な機関を紹介してもらうのも良い方法です。

成績評価だけではない!不登校の子どもに開かれた多様な選択肢

不登校は、決して未来を閉ざすものではありません。成績評価だけに囚われず、お子さん一人ひとりに合った多様な学びの選択肢があることを知っておきましょう。

出席扱いの制度を検討する

文部科学省は、一定の要件を満たせば、フリースクールや自宅でのICTを活用した学習などを「出席扱い」とすることができると通知しています。この制度を活用できれば、学校に登校していなくても、出席日数を確保し、学習の継続性を認めてもらうことが可能になります。詳細な条件は学校や自治体によって異なるため、担任の先生や教育委員会に相談してみましょう。

参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」

フリースクールやオルタナティブ教育の活用

学校以外の学びの場として、フリースクールや民間の教育施設(オルタナティブスクール)があります。これらの施設では、お子さんのペースに合わせた学習支援や、多様な体験活動、心のケアなどが行われています。学校とは異なる環境で、安心して過ごせる居場所を見つけることで、お子さんの自己肯定感や学習意欲が回復することもあります。

通信制高校など、進路の多様性

義務教育後の進路についても、多様な選択肢があります。特に高校においては、通信制高校や定時制高校など、自分のペースで学習を進められる学校が増えています。これらの学校は、不登校経験のある生徒を積極的に受け入れている場合も多く、無理なく高校卒業資格を目指すことが可能です。中学卒業後の進路に不安がある場合は、早めに情報収集を始めることをおすすめします。

保護者自身の心のケアも忘れずに。ひとりで抱え込まないで

お子さんの不登校という状況は、保護者の方にとっても大きなストレスとなります。不安や焦り、罪悪感など、様々な感情が押し寄せ、心身ともに疲弊してしまうことも少なくありません。しかし、保護者の方が心身ともに健康であることが、お子さんを支える上で最も重要です。

どうか、ご自身を責めず、一人で抱え込まないでください。信頼できる友人や家族、地域の相談窓口、不登校経験のある保護者の会など、あなたの話を聞いてくれる場所は必ずあります。時には専門家のサポートを借りることも、決して恥ずかしいことではありません。

もし、ご自身の心身の不調が続く場合や、お子さんに自傷行為や希死念慮の兆候が見られる場合は、迷わず専門機関にご相談ください。命に関わるテーマの場合、以下の相談窓口が力になります。

  • よりそいホットライン:0120-279-338(24時間対応、無料)
  • こども家庭庁 相談窓口:お住まいの地域の児童相談所や、こども家庭センターにご相談ください。こども家庭庁Webサイトで情報が確認できます。

CoConが隣で考えます。不登校は、未来を閉ざすものではありません

不登校のお子さんを持つ保護者の方にとって、一学期の成績や先生との面談は大きな不安の種となることでしょう。しかし、大切なのは、お子さん一人ひとりの状況に合わせた最適な道を一緒に探していくことです。

成績や評価は、お子さんの可能性を測る唯一の基準ではありません。学校に行けない期間も、お子さんは様々なことを感じ、考え、成長しています。その成長の過程を信じ、寄り添い続けることが、何よりもお子さんの力になります。

CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、保護者の皆様に寄り添います。今日ご紹介した情報が、あなたの不安を少しでも和らげ、次の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。一緒に、お子さんの未来を拓く道を探していきましょう。

👨‍👩‍👧 不登校の家庭をひとりにしない。

同じ悩みを持つ保護者に向けて、CoConのLINEで情報や相談窓口を無料でお届けしています。

🟢 LINEで無料登録する


あわせて読みたい関連コラム

📚 学習のサポートをお探しですか?

不登校のお子さんの学習継続を支援するサービスをご紹介します。

この記事を書いた人

CoCon編集部

不登校支援ポータルCoCon編集部。当事者家庭への取材と一次情報をもとに記事を作成しています。

PR・広告