THE INSIGHT / お悩み解決
不登校の子どもを持つ共働き夫婦の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。仕事と育児、どちらも手を抜けない状況で、お子さんの不登校という大きな課題に直面し、「どうすればいいのだろう」「自分だけがこんなに大変な思いをしているのでは」と、不安や孤立を感じていらっしゃるかもしれません。
お子さんの不登校は、決してあなたや夫婦の育て方が悪いわけではありません。多忙な共働き家庭で、不登校の子どもをサポートすることは、時間的にも精神的にも大きな負担がかかるものです。CoConは、あなたが一人で抱え込まず、夫婦で、そして外部のサポートも活用しながら、無理なくお子さんを支えられるようなヒントを隣で考えます。
共働き夫婦が不登校のサポートで抱えがちな悩み
共働き家庭において、お子さんの不登校は特有の課題を伴います。主な悩みとして、以下のような点が挙げられます。
時間的な制約と精神的負担
仕事の時間があるため、学校との連絡、情報収集、子どもの見守りや居場所探しなど、不登校対応に十分な時間を割けないと感じる保護者は少なくありません。また、仕事のストレスと、子どもの将来への不安、自責の念などが重なり、精神的な負担が大きくなりがちです。
夫婦間の意見の相違と孤立感
不登校への対応方針や、子どもの過ごし方について、夫婦間で意見が食い違うこともあります。忙しさから十分な話し合いの時間が取れず、どちらか一方が負担を抱え込んだり、孤立感を深めたりすることもあります。
情報収集の難しさと支援の選択肢
不登校に関する情報は多岐にわたり、どの情報が信頼できるのか、自分たちの子どもに合った支援はどれなのかを見極めるのは容易ではありません。共働きの場合、平日の日中に開かれている相談窓口やフリースクールへのアクセスが難しいと感じることもあるでしょう。
「仕事があるから、子どものそばにいてあげられない」「もっと時間があれば、色々な支援を探せるのに……」
そんな風に自分を責めてしまう気持ち、よく分かります。でも、あなたは決して一人ではありません。共働きだからこそできるサポートの形を一緒に探していきましょう。
共働き夫婦が築く、家族のサポート体制3ステップ
共働きで不登校の子どもをサポートするには、夫婦で協力し、外部のリソースを上手に活用することが鍵となります。今日からできる3つのステップをご紹介します。
現状の「見える化」と情報共有の徹底
まずは、夫婦それぞれが抱えている不安、悩み、そして仕事や家事の状況、お子さんの状態に関する情報を「見える化」し、共有することから始めましょう。週に一度、短時間でも良いので、お互いの状況を話す時間を持つことが大切です。メモや共有カレンダーなどを活用し、お子さんの体調や気分、学校からの連絡、検討中の支援情報などを共有することで、認識のズレを防ぎ、夫婦で共通の認識を持つことができます。
夫婦で「無理のない」役割分担を話し合う
次に、不登校対応に関する役割分担を夫婦で具体的に話し合います。どちらか一方に負担が偏らないよう、お互いの仕事の状況や得意分野を考慮しながら、柔軟に役割を決めましょう。例えば、「学校との連絡は夫、情報収集は妻」「平日の午前中は妻、午後は夫が子どもの様子を見る」など、具体的なタスクと担当を明確にします。完璧を目指さず、「できる範囲で」協力し合う姿勢が重要です。
外部サービスの活用を積極的に検討する
共働き家庭にとって、外部のサポートは非常に有効な手段です。学校のスクールカウンセラーや教育相談センターだけでなく、地域の教育支援センター、フリースクール、オンライン学習サービス、子どもの居場所支援、家事代行サービスなど、利用できるリソースは多岐にわたります。夫婦だけで抱え込まず、利用できるサービスは積極的に活用し、家族全体の負担を軽減する視点を持ちましょう。
夫婦で協力体制を築くための具体的なヒント
具体的なステップを踏むだけでなく、日々のコミュニケーションや意識も大切です。
完璧を目指さず、「できること」に焦点を当てる
不登校への対応に「完璧な正解」はありません。夫婦で「ここまでならできる」というラインを決め、その範囲で最善を尽くすことを目指しましょう。できなかったことではなく、「今日できたこと」に目を向けることで、お互いを認め合い、前向きな気持ちを保つことができます。
定期的な「夫婦会議」の時間を設ける
週に一度、短時間でも良いので、不登校に関する情報共有や役割分担の見直し、お互いの気持ちの確認をする「夫婦会議」の時間を設けてみましょう。これは、問題解決だけでなく、夫婦の絆を深める大切な時間にもなります。カフェでコーヒーを飲みながら、あるいは家でリラックスした状態で、率直な気持ちを話し合ってみてください。
お互いの「心のコップ」を満たす時間を作る
子どもの不登校対応で疲れているのは、あなただけでなくパートナーも同じです。お互いが心身ともに健康でいるために、一人になれる時間や好きなことをする時間を意識的に作りましょう。例えば、週に1日、どちらかが子どもの見守りを担当し、もう一方は完全にオフにするなど、具体的な工夫も有効です。
💡 ワンポイント
夫婦で不登校の悩みを共有し、協力して乗り越えようとする姿勢は、お子さんにとっても大きな安心材料となります。親が笑顔でいることが、子どもが元気を取り戻す第一歩になることも少なくありません。
外部リソースを賢く活用する具体策
共働き家庭では、時間や労力を外部に頼ることも重要な戦略です。利用できる支援はたくさんあります。
学校や地域の教育相談窓口
まずは、学校のスクールカウンセラーや教育相談員、教育委員会が設けている教育相談センターに相談してみましょう。専門家から客観的なアドバイスや情報提供を受けられるだけでなく、学校との連携をスムーズにするための橋渡し役になってくれることもあります。
フリースクールやオンライン学習・居場所サービス
お子さんのペースに合った学びの場や、安心できる居場所として、フリースクールや地域の居場所、オンライン学習サービスも選択肢の一つです。共働きの場合、通学型のフリースクールだけでなく、自宅で学習できるオンラインサービスも有効です。多くのサービスでは、無料体験や個別相談を受け付けていますので、情報収集をしてみましょう。
家事代行サービスやファミリーサポート
不登校対応で手一杯になりがちな家事や、子どもの一時的な見守りなど、日常の負担を軽減するために、家事代行サービスや地域のファミリーサポート制度の利用も検討してみましょう。費用はかかりますが、夫婦の心身の余裕を生み出すための「投資」と考えることもできます。
⚠️ 注意
もし、お子さんが自傷行為をしたり、死にたいと口にしたりするなど、命に関わるような兆候が見られる場合は、迷わず専門機関に相談してください。一人で抱え込まず、以下のような相談窓口も活用してください。
よりそいホットライン:0120-279-338
こども家庭庁 相談窓口:https://www.cfa.go.jp/councils/shingi/kodomokatei-kaigi/kodomokatei-shingikai/kinkyu-sodan/
自分たちを労わる視点も忘れずに
不登校のお子さんをサポートする上で、最も大切なのは、保護者であるあなた自身が心身ともに健康であることです。心にゆとりがなければ、お子さんを温かく見守ることも、建設的な話し合いをすることも難しくなってしまいます。
夫婦で協力して、意識的にリフレッシュする時間を作りましょう。短時間でも良いので、好きな音楽を聴く、温かいお茶を飲む、散歩をするなど、心が落ち着く時間を持つことが大切です。また、夫婦二人で過ごす時間も、忙しい日常の中で見落とされがちですが、お互いを労り、支え合うために非常に重要です。
「不登校の子どもを持つ夫婦」という共通の立場を持つ保護者同士で交流する機会があれば、悩みを共有し、共感し合うことで、心の負担が軽くなることもあります。オンラインの保護者会や地域の交流会なども探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
共働き家庭で不登校の子どもをサポートすることは、確かに大変な道のりです。しかし、あなた一人で抱え込む必要はありません。夫婦でしっかりと協力し、お互いを労りながら、そして必要に応じて外部のサポートも積極的に活用していくことで、無理なく、そして前向きにお子さんを支える体制を築くことができます。
CoConは「不登校の家庭をひとりにしない」という姿勢で、あなたの隣で考え続けます。焦らず、夫婦で力を合わせ、一歩ずつお子さんとの未来を歩んでいきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q.共働きで不登校の子どもをサポートする上で、最も大切なことは何ですか?
Q.夫婦間で不登校対応の方針で意見が合わない場合、どうすれば良いですか?
Q.仕事で忙しく、子どもの情報収集に時間が取れません。どうすれば効率的にできますか?
Q.外部サービスを利用する際の注意点はありますか?
Q.共働きで忙しい中、夫婦二人の時間を確保する良い方法はありますか?
参考になるサービス・情報
お住まいの状況に合わせて、次のような外部の窓口・サービスも活用できます。最新の内容は各サイトでご確認ください。
- 不登校の相談窓口(文部科学省)
文部科学省がまとめた、不登校の子ども・保護者向けの相談窓口の案内。 - フリースクールナビ
全国のフリースクールを地域から探せる検索サイト。 - みらいずち フリースクール検索
全国のフリースクール・居場所を探せる情報サイト。
🆘 ひとりで抱えこまないで — 相談できる窓口
つらい気持ちや、いのち・こころの危機を感じたときは、ひとりで抱えこまず、下記の窓口にご相談ください(無料・秘密は守られます)。
- よりそいホットライン:0120-279-338 (24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310 (文部科学省)
- チャイルドライン:0120-99-7777 (18歳まで)
- 児童相談所虐待対応ダイヤル:189 (いちはやく)
- 児童相談所相談専用ダイヤル(子育ての悩み):0120-189-783
- いのちの電話(ナビダイヤル):0570-783-556 (10:00〜22:00)
- いのちの電話(フリーダイヤル):0120-783-556 (毎日16:00〜21:00・毎月10日8:00〜翌8:00)
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556 (厚生労働省)
- まもろうよ こころ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
生命の危険が迫っている・今すぐ助けが必要なときは、迷わず 110(警察)・119(救急)へ。

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監修:株式会社CoCon 代表 洲崎祐貴
本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療の代替ではありません。心身の不調は専門機関にご相談ください。