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ココラボ~no.01~|NPO法人自由創造ラボたんぽぽ・米澤 美法さん

米澤さん、この度はココラボのトップバッターをお引き受けくださり、本当にありがとうございます!

 

※ココラボとは:株式会社CoConが携わる皆様へのインタビューを通じて、㏋だけでは表すことのできない「人間らしさ」「リアル」をご紹介するコーナーとなっております。

 

ココラボでの数々のインタビュー(コラボ)を通じて、弊社としても本業界に対する”見識を深めていきたい”、”研究(ラボ)していきたい”といった想いから、「ココラボ」と名付けました。

そんな想いから始まった本企画、早速トップバッターをお引き受けくださった米沢さんについて、ご紹介させていただければと存じます。

 

ー米澤 美法さんってどんな人!?ー

「東京都練馬区出身。転勤族でした。小学校は香港に住んでいて、友達と三か国語でよく喧嘩したりしてました笑。現在は東京都世田谷区で図書館の司書をしています。」

 

「趣味は海外旅行。20か国以上回りました。その中で自然と多様性が馴染んでいくことがわかりました。なので不登校というようなマイノリティの世界に抵抗がないし、海外の個を尊重する世界が自分には合っていたなあと振り返ると思います。ちなみにフランスが個人的におすすめです笑。」

 

「本はもちろん好きです!おすすめは日本の本だと辻村深月さんの”僕のメジャースプーン”がおすすめです。」

 

ー「NPO法人自由創造ラボたんぽぽ」とは…?ー

 

~一言で表すとどんな活動をされていますか?~

 

「とにかく”自由”であるフリースペース。」自由であることでこどもたちは次のステップに向かえると思っていて。学校では中々感じれない部分をたんぽぽでは大事にしています。

 

活動の詳細はこちらから

 

~なぜこの活動を始めようと思ったのですか?~

 

「次男が小学校5年生の頃から中学校を卒業するまで不登校になったことです。先生との関係性がきっかけでしたが、息子が命を絶とうとして訴えようとした姿を見て、教育という場でこのような悲しい出来事が起こるなんて、あってはならないと強く感じました。」

 

「こうした経験から、同じように悩む保護者の方々を少しでも支援したいと考え、2017年に保護者向けの相談会を始めたのがきっかけです。」

「保護者の方々との相談が進む中で、共通して話題に上ったのが『子どもたちの居場所が欲しい』という切実な願いでした。そうした声を受け、私たちはフリースペースを活用した子どもたちの居場所づくりを始めることにしました。」

 

「当初は無料の場所や公民館などを利用していましたが、活動について市民自治課に相談したところ、『市民の家』という施設を活用できることを教えていただきました。特に江の島の市民の家は、以前は島民の方々が中心に利用されていたこともあり、お声がけいただき、ありがたく活用させていただく運びとなりました。」

 

~この活動を実際にしてみていかがですか?~

 

「子どもたちから勉強させてもらってることが多くあります!それがとても楽しいし、自分が柔らかい心でいさせてもらえていることが幸せだなと思います。自由でいることで悩みがなくなったことを本当に実感していて、、本当に子どもたちのおかげです。」

 

 

~今後、取り組みたいことはあったりされますか?~

 

「現状では、不登校支援はまだ社会に十分浸透しているとは言えません。今後は、行政がより積極的に関与してくれるよう働きかけていきたいと考えています。幸いなことに、現在では月2回、辻堂青少年会館でも活動させていただいています。しかし、これは民間の力だけで成し遂げられるものではなく、子どもたちが安心して多様な学び方を選択できる社会の実現を目指し、そのための仕組みづくりをより一層推進していくことが重要だと感じています。」

 

 

ー読者へ向けて一言!ー

 

「フリースクールでは上の学年の生徒が少ないとよく聞きますが、たんぽぽには中学生はもちろん、さらに上の学年も来てくれているのが特徴かなと思っています。直接来られない場合でもオンラインゲームを通じた活動で繋がりを持てるので、家にいても繋がりは持てます。また、対面では江の島や辻堂という観光地にあるため、お出かけのついでに気軽に立ち寄ることも可能です。何よりも大切なのは、親御さんとお子さん自身が元気を取り戻すこと。まずは安心して元気になれる場所を見つけてほしいと願っています。たんぽぽの自由な雰囲気が、その選択肢の一つになれば嬉しいです。」

 

ーインタビューを終えてー

米澤さん、改めてこの度は貴重なお時間をありがとうございます。

米澤さんのお話を聞く中で、「自由」「多様性」の尊さを感じました。
そして、実際にそれを体現しているような子供たちの姿をみて、このような景色がもっともっと広がっていっていければなあと思いました。

そんな活動のお手伝いをCoConで全力サポートさせていただければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!!

 

 

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