「不登校なんて、うちの子だけじゃないか」——そう感じていませんか? でも実は、今この瞬間も全国で約35万人の子どもたちが、学校以外の場所で過ごしています。 あなたの子どもは、決して「特別におかしい子」ではありません。
文部科学省「令和5年度 問題行動・不登校調査」
346,482人
約35万人が不登校
過去最多・11年連続で増加中
「35万人」って、どのくらいの数?
数字だけ見てもピンとこないかもしれません。少し別の角度から見てみましょう。
35万人を「別の数字」で見てみると
🏟️ 東京ドームが約5万5千人収容→ 35万人は東京ドーム約6杯分
🏙️ 東京都中野区の総人口が約35万人→ 中野区民とほぼ同じ数の子どもが不登校
🏫 1クラス30人とすると→ 全国に約1万1,500クラス分の不登校の子どもがいる
👦 クラスに換算すると→ 30人クラスなら1〜2人は不登校経験者という計算
「うちの子だけが変なのかも」という感覚は、情報が届いていないからこそ生まれます。実際には、どのクラスにも必ずいる、ごく普通の状況になってきています。
小学校・中学校・高校、それぞれの数字
| 校種 | 不登校数 | 在籍比率 |
|---|---|---|
| 小学校 | 135,041人 | 1.31%(約76人に1人) |
| 中学校 | 193,936人 | 6.02%(約17人に1人) |
| 高校 | 68,770人 | 2.18%(約46人に1人) |
出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
特に中学生は17人に1人が不登校という数字です。クラスに2人近くいる計算になります。「自分の子だけが特別におかしいわけじゃない」ということが、数字からもはっきりわかります。
11年連続増加——社会が変わっているサイン
不登校の数は、2013年度から2023年度まで11年連続で増え続けています。これは、子どもたちが急に弱くなったのではありません。
① 「学校に行けない」という声が出せる社会になった 以前は「行かなければならない」という圧力で無理していた子どもが、声を上げやすくなっている。
② 支援の選択肢が増えた フリースクール・通信制高校・オンライン学習など、学校以外の道が整備されてきた。
③ 「無理して通う」ことへの疑問が広がっている コロナ禍で「学校に行かなくても学べる」ことが証明された影響も大きい。
マイノリティじゃない。新しいスタイルの先駆者
海外に目を向けると、学校に行かない選択肢はすでに市民権を得ています。
世界の「学校に行かない」選択肢
🇺🇸 アメリカ——ホームスクーリング人口は推定300万人以上。公式に認められた教育スタイル。
🇬🇧 イギリス——「エレクティブ・ホーム・エデュケーション」として法的に認められている。
🇩🇪 フィンランド・北欧——子どものウェルビーイング(幸福度)を重視。学習スタイルの多様性が尊重される文化。
日本でも、2016年に「教育機会確保法」が施行され、「学校以外の場での学習が子どもにとって重要」という考え方が国として認められました。不登校は「問題行動ではない」と法律に明記されています。
2016年施行「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」より
「不登校は問題行動ではない」
学校以外の場での学習活動の重要性を国が認めた
「変な子」じゃなく、「新しい時代に正直な子」
昭和・平成の「皆と同じように学校へ行く」という価値観は、確かに一つの正解でした。でも今、その価値観自体が揺らいでいます。
学校に馴染めなかった子どもたちは、「壊れた子」ではなく、既存の枠組みに収まりきらない感性と個性を持った子かもしれません。時代の変化を、大人よりも早く、体で感じ取っている。そういう見方も、できるのです。
「学校に行けなかった自分は弱いんだと思ってた。でも大人になって気づいた。あの頃の自分は、正直だっただけだ。自分に無理なことを、ちゃんと『無理』と言えていた。」
35万人の子どもが、今日も学校以外の場所で過ごしています。その一人ひとりが、親に心配をかけながらも、自分なりの方法で生きようとしています。
あなたの子どもは、特別におかしいわけじゃない。ただ、正直なだけです。そしてその正直さを、親が信じてあげられたとき——子どもは少しずつ、前を向き始めます。
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