――「究極の居場所」への挑戦。2026年、民間のセーフティネットが進化。

現在、不登校や家庭の孤立といった課題が深刻化するなか、東京都江戸川区で全国的にも注目される画期的な取り組みが始まっています。

不登校支援や子ども食堂を運営する「NPO法人らいおんはーと」が、2026年1月、新たに「365日24時間緊急対応型 子ども食堂 ぬくぬく」を鹿骨1丁目に開所しました。

 

 

 

■ 「24時間365日」いつでも開いているという安心感

多くの子ども食堂が月に数回の開催であるなか、今回新設された拠点は「365日毎日開所」を掲げています。
特筆すべきは、食事提供や無料塾、フリースクールといった機能に加え、新たに実装された「24時間緊急対応」の機能です。夜間や休日などに行き場を失った子どもたちを一時保護し、適切な支援へと繋げる「民間の駆け込み寺」として、行政の窓口が閉まる時間帯のSOSを受け止める大きな役割を担っています。

 

 

■ 行政・教育現場が結集する「江戸川モデル」

先日行われた開所セレモニーには、斉藤猛江戸川区長や内野雅晶教育長をはじめ、地域の学校関係者、企業代表者が多数出席されました。
行政と民間が一体となって子どもを支える「江戸川モデル」の重要性が語られ、学校や家庭以外の「第三の居場所」が24時間体制で稼働することに対し、教育現場からも高い期待が寄せられています。

 

 

■ NPO法人らいおんはーと 理事長・及川 信之氏の言葉

この挑戦の背景には、長年地域で子どもたちと向き合ってきた強い想いがあります。以下に理事長のコメントを引用します。

 

 

 

「PTA会長時代から『月2回の子ども食堂では救えない子がいる』と痛感し、365日休まず灯を灯してきました。 新拠点で目指すのは、深夜でもSOSを受け止める『24時間緊急対応型』の究極の居場所です。正直、運営費の確保は崖っぷちですが、想いは一つ。どんな時も子どもたちに『おかえり』と言える場所を守り抜くことです。この挑戦を、江戸川から全国へ広げるセーフティネットの第一歩にします。」

 

 

 

■ 活動の維持に向けた「運営費の崖」と支援のお願い

 

一方で、この活動を維持するためには大きな壁もあります。移転に伴う新たな固定経費の発生により、現状では2026年中に活動資金が底をつくという、厳しい財政状況に直面しています。

この「24時間の灯」を消さないため、同法人では現在、継続的な運営を目指したクラウドファンディングを通じて支援を募っています。

【プロジェクト詳細・支援はこちらから】 https://congrant.com/project/npo-lh810/20293

 

 

 

■ 編集後記

 

不登校児童が過去最多を更新し続ける現代、子どもたちが「いつでも逃げ込める場所がある」という安心感は、心の成長において計り知れない価値を持ちます。

民間ならではの機動力で始まったこの24時間体制の支援は、これからの社会における支援の在り方に一石を投じるものです。地域から始まったこの挑戦が、今後どのように広がっていくのか、私たちは引き続き注目していきたいと考えています。

※本記事はNPO法人らいおんはーとより発表されたプレスリリースを基に作成しています。