「朝、なかなか起きられない」が増える6月。親子で知っておきたい、身体のサインと上手な向き合い方


何か変?と思ったら。子どもの不調が続くときに、知識として持っておきたい「起立性調節障害(OD)」という選択肢について

「最近、なんだか朝の調子が良くなさそう……」
新生活の疲れが少しずつ溜まってくるこの時期。もしお子さまが朝起きにくそうにしていても、まずは「休息が必要なんだな」と見守る余裕を持つことが大切です。ただ、もしその状態が長く続くようなら、一つの知識として「起立性調節障害(OD)」という状態があることを知っておくと、親御さんの心の支えになるかもしれません。

■ GW明け、多くの家庭で見られる「朝の異変」

新学期が始まってしばらくが過ぎ、緊張の糸が切れるこの時期。アンケート調査では、半数以上(57.0%)のご家庭で、お子さまの朝の不調や登校渋りが見られるという結果が出ました。これは決して珍しいことではなく、多くの子どもたちが頑張った証とも言えます。

 

 

 

 

 

調査項目(全5問の要約) 主な回答
GW明けの異変の頻度 半数以上(57%)で経験あり
具体的な症状 起きられない・だるさが中心
ODの認知度 名前のみ知る人が約6割
最初の受け止め方 生活習慣の乱れを疑う人が4割
現在の対応 生活リズム改善や本人の話を聞く

■ 「五月病」と混同されやすい身体のサイン

お子さまの不調に対し、「夜更かしやスマホのせい」と感じることは親として自然なことです。しかし、起立性調節障害(OD)は自律神経の不調による身体的な状態であり、本人の意志や努力だけではどうにもならないこともあります。保護者が「これは病気の可能性もあるんだな」と知識の引き出しに入れておくだけで、お子さまへの声かけがずっと優しくなれるはずです。

【知識として持っておきたい、穏やかな付き合い方】

  • 無理に起こさない:まずは水分や塩分の摂取を促し、身体の準備を待つ。
  • 否定しない:「怠けている」と決めつけず、まずは「辛いんだね」と受け止める。
  • 専門家の力を借りる:解決しない時は、一人で抱えず医療機関などの専門窓口を頼る。

子どもの成長には波があり、エネルギーを溜めるべき時期もあります。焦らず、一歩ずつ。何かあったときには専門家という「伴走者」もいるということを心の片隅に留め、今日の様子を温かく見守ってみませんか。

(調査参考:一般社団法人 起立性調節障害改善協会 公開資料より)

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