
短編映画『柊吾のこと』の特別上映会にメディアとして参加してきました。
上映後、犬童一利監督と主演の市川由衣さんが登壇。
そこで語られたのは、不登校という事象の裏側にある「親の孤独」と、それを溶かすための「対話」の物語でした。
不登校のお子さんを持つ保護者の皆様へ、現場の熱量そのままにレポートをお届けします。

💡 「私のせいだ」と抱え込んでしまう、すべてのお母さんへ
主演の市川由衣さんは、劇中と同じ「小学3年生の息子」を持つ現役の母親です。
彼女は役を演じる中で、自身の内面と強く向き合ったと言います。
「私も抱え込んでしまうところがあって、自分のせいだと思いやすい性格。人に悩みを相談できなかったり、自分が悪いと思ってしまうところが主人公と重なりました」
不登校が始まると、多くの親御さんは「育て方が悪かったのか」「あの時の言葉が原因か」と、自分自身を責める負のループに陥りがちです。
しかし、市川さんはこう続けます。
「今日を乗り越えたら、また明日が来る。そんな前向きな気持ちになってもらえるヒントが、この作品にはある」
「解決」を急ぐのではなく、まずは「今日をどうサバイブするか」。
その等身大な姿勢こそが、今、最も必要な救いなのかもしれません。
🏗️ 監督が描きたかった「内と外」の対比
犬童一利監督が本作を構想したきっかけは、高校時代の同級生が「不登校支援の現場」で働いていたことだったそうです。
不登校というテーマを通じて監督が描きたかったのは、「家族の葛藤」と「内(家)と外(社会)の対比」。
劇中には、家の中でボール遊びをする息子を止めるシーンがあります。
向き合いたいけれど、どう触れていいかわからない。
そんな「かみ合わない距離感」について、市川さんはこう語りました。
「小3になると、子どもの中にも社会ができてくる。そこにあまり踏み込みすぎないような距離感に気をつけている。秋帆(主人公)の、ちょっと触れたいけど触れられないような距離感もすごくわかります」

🏠 「環境」が心を変えるきっかけになる
本作はハウスメーカーの企画・製作という背景を持ちますが、それは単なるプロモーションを超えた意味を持っています。
不登校の子どもにとって、家は唯一のシェルターであり、同時に閉塞感を感じる場所にもなり得ます。
「住環境」という物理的な枠組みが、家族のコミュニケーションや心の距離にどう影響するのか。
映画はそれを静かに問いかけます。
CoConが提唱する「外での体験」も、この「環境を変える」というアプローチの一つです。

🖋️ この映画を「応援団」として広げたい
上映会の最後、監督と司会者からは「皆さんにこの映画の応援団になってほしい」というメッセージがありました。
不登校は、特別な誰かの話ではありません。
誰にでも起こり得る、ありふれた「今日」の物語です。
この映画が無料配信されている理由は、一人でも多くの「今、つらい人」に届けるため。
「今日を乗り越えられない、つらいと思っている人の救いになれば」
市川由衣さんのその言葉は、まさにCoConが目指す「Unschool. Unlock.」の精神と共鳴しています。
学校に行かない選択をしたとしても、親子の絆まで失う必要はない。
明日を信じる力を、この映画から受け取ってみませんか?
🎥 『柊吾のこと』予告編

🎥 『柊吾のこと』特設サイトにて無料配信中
👉 https://shugonokoto.com/
主演:市川由衣
監督:犬童一利 / 脚本:守口悠介 / プロデューサー:横川康次
後援:船橋市観光協会 / 企画・製作:ヤマト住建株式会社