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【館山市】不登校の新しい選択肢。
期待が高まる「学びの多様化学校」とは?

※画像はイメージです。
不登校のお子さんを支える保護者のみなさんにとって、お子さんの「今の居場所」や「これからの学び」は、日々心を砕いているテーマではないでしょうか。
現在、千葉県館山市では、不登校のお子さんを持つご家庭にとって大きな希望となり得る「学びの多様化学校」の設置に向けて、具体的な検討が始まっています。
今回は、館山市が取り組んでいるこの新しい学びの形についてお伝えします。
1. なぜ今、館山市で新しい学校が必要なの?
館山市の発表によると、市内の不登校児童生徒数は、この10年間で約4倍にまで増加しています(令和6年度:小学生30名、中学生78名)。
この数字は、決して「特別なこと」ではありません。今の学校の仕組みだけでは十分に支えきれない子どもたちが増えているという現実に対し、市は既存の枠組みにとらわれない「第3の学びの場」として、学びの多様化学校の設置を検討し始めました。
2. 「学びの多様化学校」って、どんなところ?
「学びの多様化学校(旧:不登校特例校)」は、文部科学省が推進している新しいタイプの学校です。一般的な学校とは、ここが違います。
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カリキュラムが柔軟: 子どもたちの実態に合わせて、授業時間や学習内容を大幅に調整できます。
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「心のケア」を重視: 学習だけでなく、心理的なサポートや自己肯定感を育む活動が教育課程の中に組み込まれます。
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少人数・個別対応: 大集団が苦手な子でも、自分のペースで安心して過ごせる環境が整えられます。
「学校に戻すこと」を目的とするのではなく、「その子らしく学べる場を保障すること」を大切にする学校です。
3. 館山市のこれからの動き
館山市では、令和6年11月に策定された「館山市立小中学校再編計画」の中で、不登校支援の強化を柱の一つとして掲げました。
現在、文部科学省の指針に基づき、市独自の「学びの多様化学校」をどのように形にするか検討が進められています。具体的な開校時期や場所などはこれからですが、市が「不登校を個人の問題ではなく、社会(地域)で支えるべき課題」として本気で動き出していることは、私たち保護者にとって心強い一歩です。
4. 一人で抱え込まないで。館山市の相談窓口一覧
「新しい学校ができるまで待てない」「どこに相談すればいいかわからない」という保護者の方へ。現在、館山市で利用できる主なサポート窓口をまとめました。
■ 学校に行きづらい・学校以外の居場所を探したい
【館山市教育支援センター(ESC)】 対話を大切にしながら、教育相談や適応指導、学習指導を通して、お子さんの自立をサポートする場所です。
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電話: 0470-22-1732
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時間: 8:30〜14:30(学校がある日)
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場所: 館山市コミュニティセンター 3階
■ 家庭での悩み・子育て全般について相談したい
【家庭児童相談室(子ども家庭センター)】 不登校だけでなく、しつけや育児の悩みなど、家庭内での様々な相談に専門の相談員が応じてくれます。
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電話: 0470-22-3133
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時間: 8:30〜17:00(平日)
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場所: 館山市コミュニティセンター 2階
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詳細: 家庭児童相談室 公式ページ
■ いじめや友人関係で悩んでいる
【館山市いじめ相談室】 電話やメールで、いじめに関する悩みを専門的に受け付けています。
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電話: 0120-105-783(フリーダイヤル)
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時間: 9:00〜16:30(平日)
■ 「学びの多様化学校」の検討状況について知りたい
【教育総務課 学校再編室】 今回の「学びの多様化学校」の設置検討を担当している部署です。
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電話: 0470-28-4377
CoConからのメッセージ
「今の学校に行けない」ことは、決して悪いことでも、終わりでもありません。館山市が「学びの多様化学校」の検討を始めたように、社会は少しずつ、子どもたちの多様な個性を認め、支える方向へと変わってきています。
CoConはこれからも、館山市の新しい動きを見守りながら、保護者のみなさんに寄り添う情報を発信していきます。一人で抱え込まず、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。