「不登校のトビラ」第二回では、不登校の専門家が「子どもとゲームとの付き合い方」をテーマに、トークセッションを行いました。
この記事では、イベント内「夫が不登校に理解を示してくれません」というセクションを記事化しています!

ぜひこの記事からチェックしてみてください。
目次
▼登壇者
一般社団法人 楽習楽歴代表理事
蓑田雅之さん

コピーライター。
「東京サドベリースクール」の元保護者であり、現在は評議員を務める。
子どもがオルタナティブスクールへ通うようになり、従来の学校教育のあり方に疑問を持ち、教育分野の研究に着手。
自立した人間を育てるための保護者のあり方を探求するとともに、企業や保育園・幼稚園で不登校にならないための予防薬「おはなしワクチン」の活動を続けている。
◆蓑田さんの著作『「とりあえず、ビール。」で、不登校を解決する』
NPO法人 自由創造たんぽ代表理事
米澤美法さん

NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ代表。心理支援カウンセラー。子育て支援員。
息子の不登校の経験と、自身の海外での生活や仕事の経験から、日本で窮屈さを感じる子どもたちが自分らしく生きるために、「常識」にとらわれない幸せな生き方のサポートに目覚め、湘南エリアで活動中。
レギュラーワークは図書館。本と音楽とちいかわとMARVELをこよなく愛する。
中2男子、ASD+HSC、不登校7ヶ月目。
ゲーム=日常の全てになっており、その他のことに対する興味が持てず、昼夜逆転しています。学校のクラス内では話の合う友達が持てないので、ゲーム内で友達がいるのは嬉しいことですが、ゲーム内での付き合いでズルズル夜ふかしします。
また自分から何かをやりたいと自発的に行動することがなく、常に受身です。何のために人間に生まれたのか?と思ってしまい、親の私は複雑です。
蓑田:
ご心配すごくよくわかりますよね
米澤:
よくわかります。まだ不登校7ヶ月目、やっぱりまだまだ荒れちゃうと思いますよ。
蓑田:
ですね。まずゲームに頼ってるかなっていう感じはするし、ズルズル夜ふかししますし、うん。
米澤:
いやうちの子も本当に最初の頃は本当に荒れて、もうひたすらゲームしかしてない、顔つきももう怖くって、見てるのが本当つらかったんですよね。
でも、やっぱりゲームのおかげでだんだん心もほぐれていって、だんだん他のこともちょっとずつ興味をもてるようになりました。
蓑田:
これは多分そのゲームの友達とはコミュニケーションとれてるっていうことですよね。
夜更かしは、さっきも言ったけど、問題ないと思うんですよ。それから何かをやりたいと自発的に行動するっていうのは、そんな簡単に人間って何かやりたいなんて出てこないんですよ。
米澤:
7ヶ月目ぐらいだと出てこないと思います。
まだそこまで心が元気にはなってないかもしれません。
蓑田:
年単位で考えないといけないですね。多少遅れても大丈夫なんです。
勉強のこととか、いろんなその友達付き合いとかコミュニケーションの問題とかは、3年4年遅れても全然大丈夫なんです。
米澤:
本当に。
蓑田:
いや本当に誰よりも焦った方がまずい。焦るとずっと泥沼にはまっていくんで、苦しいけど、やっぱりそのお子さんを信じて見守っていく……見守るっていうあれなんだけど、この子がこの子に、自分に向いていく日が来るっていうことですよね。
何かをやりたいと言い出すかどうかはわからないけど、いずれは何かをどっかに何かの問題を自分で解決できたら、何か次の段階にステップに行くんじゃないすかね。
それが何年かかるかは、何とも言えません。
米澤:
そうですね何かやりたいものを見つける子の方が多分少ない。ただ、ゲーム以外のことにも目が向くようになる
蓑田:
だからまず心が満たされて落ち着いてきて、満たされることが大事。
親があんまりあんまり心配してるといつまでも不安定な状況が延々と続くんですよね。
だから逆にその親御さんの方が「よっしゃわかった」みたいな感じで、「お前やりたいなら好きなだけやれ」みたいなぐらいになると、子どもの気持ちは時間とともに落ち着いてくる。それが不安のままずっと引きずっていくと、延々とこの不安定なままが続いちゃうっていう現象がある。
親御さんとしては非常につらいと思うんですけど、「ここにいるのは他人の子どもだ」と思う。「自分の子じゃない」と。よその子がだってゲームざんまいになったってあんまり心配なんですよね。
隣の席の●●ちゃんがゲームばっかりしていても、「ちょっと心配だね」とは言うけど、自分の胸が痛むほど心配しないじゃないすか。
心配ないそのぐらいの距離感を子どもと持つっていうことが実は大切で「この子はこの子だから」「隣の子がここにいるんだ」ぐらいの距離感を持って見守っていく。
隣の子が何かを始めても、何かを始めなくても、うろたえませんよ。
米澤:
隣の子が部活に入ってないからって「将来大丈夫かな」みたいな、そんな心配しないですよね
蓑田:
それと同じぐらいの関係性をやっぱ家の中で作ってくってのは実は大切。そうですねなんだと思うんですよね。
米澤:
うちも5年間不登校でしたけど、多分学校というものが、うちの子には合わないと思っていた。なので高校はいかないのかなと思ったら「行きたい」って言って。なんだかんだ、もう全く5年間勉強してないで入りましたけど、何とか卒業できちゃったりとかね。
蓑田:
そう、7ヶ月ってカウントしてるじゃないすか。隣のお子さん不登校でも7ヶ月か8ヶ月も全然わかんないじゃないかな。隣のお子さんが不登校になっても「これで1年3ヶ月目だ」なんて思わないじゃない。それと同じでそれぐらい、自分が緩くなること。
そうすると逆に不思議なことに、その子が自分で自分のことを考え始めて、このままで大丈夫かなっていろんなことを考えるようになる。本当に不思議なんだけど、「手放す方が先」なんですよ。
米澤:
騙されたと思ってやってみて!
蓑田:
本当にそうやって回復していくケースってものすごく多いんですよ。
不登校のトビラ 第2回「子どもとゲームとの付き合い方」
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次回開催もお楽しみに!
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