
スマートフォンの電源を切り、紙の地図とコンパスだけを頼りに、仲間と夜通し歩く――。「ナイトウォーク」が、2026年6月6日(土)夜にふたたび開催されます。主催は、中学校の社会科教員でもある菊池慧さんが代表を務めるNPO法人ToBiRa。この記事では、今回の開催概要に加えて、多くの中高生の心を動かした前回・35kmの夜の様子もあわせてお伝えします。
★ 次回ナイトウォーク 開催概要 ★
キミは完歩できる!? 挑戦の30km!
スマホを切り、五感で「自分」を取り戻す夜
前回(2026年3月28日)のナイトウォークでは、千葉市・土気駅から海浜幕張公園までの35kmを、30名以上の中高生たちが一晩かけて歩き抜きました。出発の儀式は、全員でスマートフォンの電源を落とすことから。検索も、SNSも、親への連絡もできない――。デジタルの「便利さ」から離れたとき、子どもたちの冒険が幕を開けます。
1グループ5〜6名、計6グループに手渡されたのは、4枚の紙の地図とコンパスだけ。ルートは真夜中の川沿いの土手や、街灯ひとつない森の中です。道に迷い、同じ場所をぐるぐると回り、スタート地点に戻ってしまうグループもありました。けれど、その迷いを仲間と共有し、自分たちの知恵で乗り越えていく。そのプロセスが、彼らの中に眠っていた「生きる力」を呼び覚ましていきました。
今回のテーマ
あえて子どもたちに「苦労をさせる」こと。便利さを手放し、自分の足とまわりの仲間だけで困難を越える――その先にしか手に入らない自信があります。

サポートスタッフ・金子悠也さんに聞く
自身も不登校を経験した大学生、金子悠也さんが感じた、このイベントの価値とは。
「スマホをあえて使わないことにして、目の前の仲間と地図だけを頼りに苦しいことをやり遂げる。それは子どもたちにとって、かけがえのない体験になったんじゃないかなと思います。」
「辛くて途中でやめたくなるタイミングが全員あったと思うんですが、冗談を言い合ったりして楽しませ合いながら、なんとか挑戦している姿がすごく印象的でした。」
自分の足で歩き切る、という自尊心の回復
前回はスタッフに支えられてゴールした、一人の少年がいました。今回の彼の目標は、最後まで自分の足で歩き切ること。見事に完歩し、海浜幕張のビーチにたどり着いたときの彼の表情には、自力で困難を突破した先にしかない、生のエネルギーの爆発がありました。
💡 ToBiRaが大切にしていること
不登校という時間は、決して停滞ではありません。自分の人生をどうデザインするかを主体的に考え、自らの足で一歩を踏み出す――それは究極の“主権者教育”でもあります。
代表・菊池慧さんが語る、これから
「楽よりは苦労が大事だよね、という共通理解があります。子どもたちの自由度と責任を高めて、実際に挑戦させていく。それが一番、その”苦労”につながる。そういう見守りとサポートができる団体でありたいと思っています。」
夜の35kmを歩き切った彼らのように、一歩を踏み出す瞬間を信じて待つ。その大人の信頼こそが、子どもの成長をアンロックする鍵になる――取材を通して、そう強く感じました。
参加者の声
▶ 参加した中高生
「以前の僕は、家でずっとゲームばかりで、自分に自信が持てませんでした。でも、ナイトウォークでスマホから離れ、仲間と30km歩き切ったとき、今までにない達成感を感じました。『やってみたらできた』という実感が、今の僕を支える自信になっています。」
▶ 保護者
「息子は中2から不登校になり、自責の念と不安でずっと苦しんでいました。でも、みなさんとナイトウォークを達成できたことで、ひとつの自信になり、元気になってきました。」
前回の参加者、38名!!
一晩でわが子の表情が変わるのを、 あなたも実感しませんか?

主催:NPO法人ToBiRa
新しい「らしさ」が見つかる部活動/代表:菊池慧/千葉県千葉市花輪町46番214号
私たちToBiRaは、子どもたちが学校の外へ一歩踏み出し、自分自身の可能性をこじ開ける瞬間を、安全を第一に温かく見守りサポートします。活動の詳細はNPO法人ToBiRa 公式サイトをご覧ください。
