
不登校の期間、子どもに「何かさせなきゃ」と焦っているお母さんへ。 不登校を経験した人たちに「あの時期にやっておいて良かったことは?」と聞いてみると、意外な答えが返ってきます。 勉強でも資格でもなく、もっとシンプルで、もっと大切なことでした。
「何もしなかった日も、今思えば必要な期間だった」 「あの時間に好きなことに集中できたから、今の仕事がある」 「家族でどこか行ったとき、久しぶりに笑えた気がした」
——不登校経験者(20〜30代)へのヒアリングより
では、具体的にどんなことが「やっておいて良かった」と言われているのか。TOP3を見ていきましょう。
昼寝をする
心と体をゼロに戻すリセット時間
「昼寝なんて、怠けじゃないか」と思ってしまうかもしれません。でも、不登校の子どもの多くは、長期間の緊張とストレスで睡眠の質が著しく落ちています。
朝起きられないのも、昼まで眠いのも、「怠け」ではなく体が回復しようとしているサイン。昼間に眠れる安全な環境があることで、夜の睡眠リズムが徐々に整い始めるケースは非常に多いです。
「昼寝してたね。よく眠れた?」——それだけで十分です。
家族で旅行に行く
「いつもと違う場所」が、心の扉を開く
不登校の子どもは、毎日同じ空間に閉じこもりがちになります。家の中でしか過ごせない日が続くと、世界が狭くなっていく感覚が強まります。
そこに「旅行」という非日常が加わると、驚くほど子どもが変わることがあります。
旅行が不登校の子にもたらす効果
・「学校に行けていない自分」というレッテルが一時的に外れる
・見知らぬ場所では「新しい自分」として振る舞える
・自然の中での体験が、脳と心のリフレッシュになる
・家族で笑った記憶が「安心できる場所がある」という土台になる
遠くでなくていい。近場のドライブでも、温泉でも。「この子と一緒に出かけたい」という気持ちを、行動に変えてみてください。
趣味に没頭する
「好き」が、自分軸の核になる
圧倒的1位は「趣味に没頭した時間」でした。ゲーム、絵を描く、音楽を聴く、アニメを見る、料理をする——何でも構いません。
「好きなことに熱中できた」という体験は、「自分には好きなものがある」「自分はこれが得意かもしれない」という自己認識の芽になります。これが、いわゆる「自分軸」の土台です。
「不登校の間、毎日イラストを描き続けた。最初はただの暇つぶしだったけど、だんだんうまくなって、今はデザインの仕事をしている。あの時間がなかったら、自分の仕事は見つけられなかったと思う。」
学校では「みんなと同じ」が求められます。でも趣味の時間には、正解も不正解もない。「自分が決める」という経験が、長い目で見て子どもの自立につながります。
「心の休息」が、自分軸への近道
TOP3に共通しているのは、どれも「効率」や「成果」を求めていないということです。
「やっておいて良かった」に共通するもの
😴 昼寝——「休んでいい」と体が学ぶ → 安心感が育つ
🌊 家族旅行——「また外に出られた」という小さな成功体験 → 行動範囲が広がる
🎨 趣味への没頭——「自分が好きなもの」を知る → 自分軸の形成
これらに共通するのは、「自分を大切にする体験」です。学校で傷ついた自己肯定感は、こういう地道な日常の積み重ねによって、少しずつ回復していきます。
⚠️ 「やらせなきゃ」より「やりたがっているか」
旅行も趣味も、「やらせる」のではなく、子どもが自分から「やりたい」と言えるまで待つのが理想です。お母さんから提案するときは「どうかな?」と軽く投げかけて、無理なら次の機会に。強制すると、楽しいはずの体験がプレッシャーになってしまいます。
「昼寝、旅行、趣味」——こんな当たり前のことが、あとから振り返ると人生の大事な礎になっていたという声は、本当に多くあります。
今日もし子どもがうとうとしているなら、そっとブランケットをかけてあげてください。それが、明日への一歩かもしれません。
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