
お盆、正月、法事——。
ただでさえ気を使う親戚の集まりが、子どもが不登校になってから「地獄」になった、というお母さんは少なくありません。
席に着くなり、叔母さんや義理のお母さんから飛んでくる、あのひと言。
「○○ちゃん、学校どうなの?」
「最近元気にしてる?ちゃんと行けてる?」
「早く行けるといいわね〜」
悪意はない。ただの世間話のつもり。それがわかっているからこそ、余計につらい。
でも、もう「ごめんなさい」と言わなくていいんです。
その場を乗り切る「言葉」とはー
なぜあの質問は、こんなにつらいのか
「学校どうなの?」——この質問がつらいのは、相手に悪意がないからです。
もし嫌みで言っているなら、怒ることができる。でも無邪気な笑顔で聞かれると、怒ることも、正直に言うことも、どちらも難しくなります。
💬 あの瞬間、お母さんの頭の中で起きていること
「不登校です」と言ったら、どう思われるか…
「ちゃんと説明しなきゃ」というプレッシャー
「また責められるかも」という恐怖
子どもが隣にいる場合の「聞かせたくない」という焦り
さらに、「不登校です」と言うたびに、自分を責める気持ちがじわじわと蘇ってくる。その繰り返しが、親戚の集まりを「地獄」にしているのです。
言葉を変えると、気持ちが変わる
ここで、少し視点を変えてみてください。
「不登校」という言葉には、「本来行くべきところに行けていない」というニュアンスが含まれています。だから使うたびに、申し訳なさや後ろめたさが出てきてしまう。
では、こう言い換えたらどうでしょう。
❌ 今まで
「うちの子、不登校で…」
✅ これから
「今はホームスクーリングやってるんだよ!」
嘘でも誤魔化しでもありません。家で学んでいるなら、それはホームスクーリングです。言葉が変わると、お母さん自身の捉え方も少しずつ変わってきます。「うちの子は学校に行けていない子」から「家で自分のペースで学んでいる子」へ。それは子どもへのまなざしが変わることでもあります。
場面別・使える「返し方」フレーズ集
どれも共通のルールは「謝らない・言い訳しない・堂々と」です。
シンプルに伝えたい時
「今は家でゆっくり学んでるんだよ」
詳しく説明したくない時に。サラッと言い切ることがポイントです。
前向きに見せたい時
「ホームスクーリングやってるんだよ!自分のペースでね」
語尾を明るくするだけで、相手の受け取り方がガラッと変わります。
話を切り上げたい時
「いろいろあってね、でも元気にしてるよ!」
「元気にしてるよ」と笑顔で締めれば、相手もそれ以上聞きにくくなります。
深掘りされた時
「今は心の充電期間って感じかな。子どもなりに頑張ってるよ」
「充電期間」という言葉は、休んでいることを肯定的に伝える魔法のフレーズです。
アドバイスされた時
「ありがとう、参考にするね」
反論も同意もしなくていい。「ありがとう」で受け流すのが最強の返しです。
子どもが同席しているとき、お母さんの言葉が盾になる
子どもが同席している場合、お母さんの言葉と態度は子どもへのメッセージにもなります。
❌ お母さんが申し訳なさそうにすると
「自分は恥ずかしい存在なんだ」と子どもが受け取ってしまう
✅ お母さんが堂々としていると
「自分のことを恥じなくていいんだ」と子どもが感じられる
お母さんの言葉は、子どもの自己肯定感を守る盾になります。完璧に堂々とできなくてもいい。ただ、謝らないだけでいい。それだけで、子どもに届くメッセージはまるで変わります。
「ごめんなさい」より「そうなんだよ」
説明を「うまくやる」必要はありません。ただ、謝らずにいられる言葉をひとつ持っておくこと。それだけで、親戚の集まりは「地獄」から「乗り越えられる場所」に変わります。
「ホームスクーリングやってるんだよ!」——その一言が、お母さん自身の心も守ってくれます。
周囲への説明、一人で悩まないで
「なんて説明すればいいかわからない」「正直しんどい」——
そんな気持ち、まずCoConに話してみてください。
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