親が仕事を諦めないために。
日本総研の優しい試み
【最新事例】「子ども休暇」を中学生まで拡大。オルタナティブスクールや発達支援の付き添いも公式な休暇事由に
「わが子のそばにいたいけれど、仕事も休めない……」
そんな葛藤の中で、キャリアを諦めてしまう保護者が後を絶ちません。多様な学びを選択する家庭を、組織の力で支える新しい仕組みが始まっています。
株式会社日本総合研究所(日本総研)は、2026年4月より「子ども休暇」制度を改定しました。これまで支援が手薄になりがちだった中学生まで対象を拡大し、取得事由に「学校外での学び(不登校)」や「発達支援」に関わる内容を追加。親が孤立せず、安心して子どもに寄り添える環境づくりへの挑戦です。
■ 支援の空白地帯「中学生」に届くサポート
多くの企業の育児支援は小学校までで終わってしまいますが、思春期を迎える中学生こそ、親子の対話や環境調整が必要な場面が増えるものです。
日本総研は対象を「中学校3年生の3月末まで」に引き上げました。「もう大きいから一人で大丈夫」という社会の思い込みを解き、多感な時期のお子さんを持つ社員が、心理的なゆとりを持って働けるよう配慮されています。
■ 多様な育ちを認める「5つの新しい視点」
今回の改定で特に画期的なのは、多様な学びの形を「休暇の正当な理由」として認めた点です。
【拡充された休暇の取得事由】
- 1. 心身の不調に伴う看護: 身体の病気だけでなく、心の休息や寄り添いも対象に。
- 2. 発達に関する支援への付き添い: 専門機関への相談やサポートを大切な成長の機会として尊重。
- 3. オルタナティブスクールの行事・面談: 「学校」という枠組みにとらわれない学びの場を公認。
- 4. 学校外での学びの初期対応: 急な環境調整や、新しい居場所への付き添いを支援。
- 5. 行政等での相談・手続き: 家族だけで抱え込まず、外部の支援とつながる時間を確保。
■ 親のウェルビーイングが、子どもの安心を育む
学校外での学びを選択した保護者の約6人に1人が、仕事との両立が難しく「退職」を選んでいるという調査結果があります。
親が「申し訳ない」という罪悪感なく休みを取れることは、家庭内の雰囲気を明るくし、お子さんの安心感にも直結します。日本総研はこの制度を通じて、社員一人ひとりの多様な家庭環境を認め、組織全体で支える「人的資本経営」を推進しています。
【CoConからのメッセージ】
「今日は付き添わなきゃいけないけれど、会社にどう説明しよう……」
そんな不安を抱えるお父さん、お母さんが減っていくこと。
どんな学びの形を選んでも、社会から切り離されないこと。
今回の優しい試みは、私たちが目指す「誰もが自分らしく育てる社会」への、大きな一歩です。
学びの形は違っても、わが子を想う気持ちは同じ。
企業が家庭の味方になることで、
親子で描ける未来は、もっと自由で豊かなものになります。
Unschool. Unlock.
CoCon
