NEW TERM SERIES: Vol.6 / SELF-CARE

【連載:新学期と不登校】

4月のカレンダーが開くとき、社会は一斉に「新しい始まり」を祝います。しかし、その光の中で立ち止まり、教室という「型」に違和感を抱く子どもたち、そしてその傍らで不安に揺れる親御さんがいます。

不登校は、決して挫折ではありません。それは、不適合な環境から自らの心と命を守るために敢行した、能動的な「学校からの脱出」であり、自分らしい学びを再構築するための「調律(チューニング)」の期間です。本連載では、既存の教育観から親子をアンロック(解放)し、新しい学びのカタチを共に見つけるための視点を、多角的な分析と共にお届けします。

あなたが笑えば、世界は変わる
——「不登校の親」という役割から、自分自身を解放するために

子どもを救おうと必死になっている「あなた自身」の解放。あなたが自分自身の人生を謳歌し始めたとき、閉ざされていた親子の対話に、新しい風が吹く。

■ 「不登校の親」という看板を下ろす日

子どもが学校に行かなくなったその日から、多くの親御さんは「不登校の親」という役割を一身に背負い、自分の人生を二の次にしてしまいます。子どもの一挙手一投足に一喜一憂し、世間の目に怯え、自分を責める日々。

ですが、少し立ち止まって、思い出してほしいのです。あなたは「子どもの教育を管理する責任者」である前に、一人の人間です。あなたが自分の趣味や楽しみを封印し、悲痛な顔で子どもの回復を待っているとき、子どもは「自分のせいで親が不幸になっている」という罪悪感を、敏感に感じ取ってしまいます。

■ アンロック:親の幸せに「許可」を出す

私たちが掲げる「Unlock(アンロック)」という言葉には、子どもを学校の型から外すことだけでなく、親自身を「正しい親であらねばならない」という呪縛から解き放つという意味が込められています。

子どもが学校に行っていない時間に、美味しいランチを食べる。趣味の推し活に没頭する。仕事で輝く。そんな「親の楽しみ」に罪悪感を持つ必要は全くありません。むしろ、親が自分の人生を主体的に生きている姿を見せることこそが、子どもにとって「あんな風に、自由に生きていいんだ」という何よりの希望になります。お母さんが韓流アイドルにハマって追っかけを始めたことがきっかけで、引きこもっていた子どもが自立して外に出られるようになったというような話も数多く耳にしています。

■ 鏡としての親子関係

親の心の安定(セルフケア)は、そのまま子どもの安心感に共鳴します。親が「不登校」という問題から意識を少しだけ逸らし、自分自身の悦びにフォーカスしたとき、家庭は本当の意味での「Unschool(学校という型のない自由な学び場)」へと変容し始めます。

4月、新しい扉を開けるのは、まずあなたから。自分自身の人生を肯定し、深呼吸することから始めてみませんか。

 

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Unschool. Unlock.