
月曜の朝、決まってやってくる「お腹痛い」。
検温しても熱はない。昨日の夜は普通に夕食を食べていた。なのに「学校行けない」と布団から出てこない。
そして「今日は休んでいいよ」と伝えた瞬間——さっきまでの顔色が嘘みたいに、ケロッとしている。
「また仮病」「またずる休み」。そう思ってしまうのは、無理もないことです。
でも、本当に「仮病」なのでしょうか?
実は、あの腹痛には医学的な理由があります。
その症状、本物です
結論から言うと月曜の朝に出るお腹の痛みや頭痛は、作り話でも演技でもありません。子どもは本当に、痛いのです。
📌 なぜ体に症状が出るの?
人は強いストレスを感じると、脳の「視床下部」という部分が反応します。視床下部は自律神経をコントロールしているため、ここが乱れると胃腸の働きが低下し、腹痛・吐き気・頭痛といった症状が実際に現れます。これを「心身症」と呼び、子どもに非常に多く見られます。
つまり、「学校に行かなければいけない」というプレッシャーが、脳を通じて体に直接症状を引き起こしているのです。
💬 体が正直に教えてくれていること
土日は元気 → 学校がない日はストレスがない
月曜だけ症状が出る → 学校が心への大きな負荷になっている
これは「仮病」ではなく、体からの正直なSOS
休むと決まった瞬間、なぜ元気になるのか
「でも、休むって言ったらすぐ元気になるじゃない」
そう感じるのは当然です。でもこれも、仮病の証拠ではありません。
学校に行かなくていいと決まった瞬間、子どもの脳は「ストレス源がなくなった」と判断します。緊張していた自律神経がほぐれ、腸や血管の緊張も一気にゆるむ——だから症状がスッと消えるのです。
これは「心の防衛が成功した」瞬間。
体が必死に「助けて」と訴え続け、
ようやく「安全」が確保されたサインです。
⚠️ 「元気になったから仮病だ」と責めると…
次から子どもは「痛そうに見せなければ信じてもらえない」と感じ、症状を演じるようになってしまいます。本物の苦しさの上に、演技のプレッシャーまで乗せてしまうのです。
「またか…」と思う気持ちも、正直でいい
毎週月曜になると構えてしまう、疑いたくなる——そんな自分を責めないでください。
「信じてあげなきゃ」とわかっていても、何度も繰り返されると心が追いつかなくなる。それは当然のことです。
💭 こんなふうに感じていませんか?
「毎週月曜、もう正直うんざりしてきた」
「本当に痛いのか、試されてる気がする」
「信じたいけど、信じ続けるのがしんどい」
ただ一つだけ伝えたいのは、「疑いの目」は子どもに伝わるということです。「また仮病でしょ」という空気の中で体調不良を訴え続けなければならない子どもは、症状の苦しさに加えて「信じてもらえない悲しさ」も抱えることになります。
完璧に信じられなくても、まず「そっか、しんどいんだね」とひと言受け止めるだけでいい。それだけで、子どもの感じる安心はまったく違います。
今日からできること
✅ 3つの対応のヒント
1
「休んでいいよ」をためらわずに言う
症状が出たとき、責めずに休ませてあげてください。「信じてもらえた」「ここは安全だ」という体験が積み重なることで、心身の緊張が少しずつほぐれていきます。
2
月曜以外の穏やかな時間に、そっと話を聴く
症状が出ていない穏やかな時間に「最近どう?」と軽く声をかけてみてください。追い詰めるのではなく、ただ聴く。子どもが自分のストレスを言葉にできるようになると、体への影響も減っていきます。
3
受診も選択肢のひとつ
症状が長引く場合は、小児科や心療内科への相談も考えてみてください。「心身症」として適切なサポートを受けられる場合があります。受診は「大げさ」ではなく、体のサインを本気で受け取るということです。
体は正直に、「助けて」と言っている
「お腹痛い」は、子どもが発せる精一杯のSOSです。
言葉にできない苦しさを、体が代わりに表現してくれている。その信号を「仮病」と切り捨てず、「そっか、しんどいんだね」と受け取ること。それが、回復への一番の近道です。
あなたが「信じる」と決めた日から、子どもの体は少しずつ楽になっていきます。
「どう受け止めればいいかわからない」と感じたら
一人で抱え込まないでください。
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