「無理に毎日行かなくていい」起立性調節障害の親子の新基準。
朝起きられない子、4割が「起きられた日に登校」を選択

春の新年度を前に、起立性調節障害(OD)を抱えるお子様やその保護者にとって、進級・進学は大きな不安要素となります。最新の調査では、従来の「毎日登校」か「不登校」かの二択ではなく、体調に合わせて通い方を調整する「グラデーションのある登校」を選択する家庭が一般的になっている実態が明らかになりました。

■ 調査結果:広がる「グラデーションのある登校」

学校現場では「毎日決まった時間に通うこと」が標準とされる一方、体調に合わせて登校日や時間を柔軟に調整するスタイルが浸透しています。

40.7%が「毎日ではないが、起きられた日は登校」と回答。午後登校や授業の一部参加など、本人のコンディションに寄り添った選択が行われています。

■ 本人の体調と希望を最優先する決定プロセス

登校スタイルを決定する際、最も重視されているのは「学校側の提案」ではなく、本人のコンディションを一番近くで見守る「家庭」の判断でした。

45.4%の保護者が「本人の体調や希望を最優先」しており、本人が無理なく続けられる形を主体的に模索している様子が伺えます。

■ 柔軟なスタイルが家族の安心感に

「毎日通学」という固定観念を手放したことで、保護者の心理面にも肯定的な変化が表れています。

8割近くの保護者が、現状を「最善ではないが以前よりは良い」「本人に合っている」と前向きに捉えています。独自のペースを見つけることが、家族全体の心の安定に寄与しています。

■ 春を前にした揺れ動く保護者の心境

約7割が継続を予定する一方で、新年度特有の環境変化に対する不安も浮き彫りになりました。

4人に1人(26.9%)が「わからない・決まっていない」と回答。クラス替えや担任の交代など、春の不透明さを前に判断を保留している現状があります。

■ 学校現場に求める「理解という土壌」

学習を継続するために真に必要なのは、最新のツール以上に「学校側の理解」や「柔軟な評価基準」であるという声が圧倒的です。

最も多かったのは「学校側の理解や柔軟な対応(23.9%)」。数値や皆勤に縛られない、教育現場の温かな理解が精神的なセーフティネットとして求められています。

【公式】起立性調節障害のサポート情報はこちら

一般社団法人 起立性調節障害改善協会

※お子様のペースを大切にする、新しい通い方を提案しています。


調査概要

■ 調査主体:一般社団法人 起立性調節障害改善協会
■ 調査期間:2026年2月18日〜2月27日
■ 調査対象:起立性調節障害(OD)の診断を受けた子どもを持つ保護者
■ 調査方法:インターネットによるアンケート調査(有効回答数:108名)

 

100点満点の登校を目指して息切れするよりも、
20点、30点の日を認め、継続できるスタイルを大切に。

 

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