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集英社新書『オードリー・タンの母が語る「自主学習のすすめ」』

 

不登校の過去がある台湾前デジタル大臣オードリー・タン氏を支えた母親の李雅卿氏(著者)は、学びの内容を子ども自身が決める「自主学習」を行う学校を自ら設立。世界が注目する「自主学習」をわかりやすく解説!

 

台湾の前デジタル大臣オードリー・タン氏と彼女の弟の唐宗浩氏には不登校の過去がある。母親として2人を支えた経験から、学びの内容を子ども自身が決める「自主学習」を行う《種の親子実験小学校》を創立し、台湾のオルタナティブ教育の先駆者となったのが、本作著者のひとり、李雅卿氏だ。

 

本書は、李⽒と、《種の親⼦実験⼩学校》の元校⻑の朱佳仁⽒、同校卒業⽣で⾃主学習実践者の唐宗浩⽒の3名で記した⾃主学習の指南書。正規の学校に通わず、家庭で学習するホームスクールや、フリースクールなどを含むオルタナティブスクールを利⽤しながら、⼦ども⾃⾝が⾃主的に⾏う学習「⾃主学習(Autonomous Learning)」の⼼得や具体的なメソッドについて記している。

不登校に悩む子どもたち、保護者、教育者に向けて、実践的なノウハウと温かな励ましのメッセージがふんだんに盛り込まれた1冊。

 

 

今の私があるのは自主学習のおかげです

――オードリー・タン 台湾前デジタル大臣

 

●著者および訳者プロフィール

<著者>

李雅卿(リー・ヤーチン):オードリー・タンの母。《種の親子実験小学校》共同創設者の一人。
朱佳仁(ヂュー・ジアレン):《種の親子実験小学校》教師兼校長。
唐宗浩(タン・ゾンハオ):《種の親子実験小学校》卒業生。李雅卿氏が創立した「自主学習促進会」に携わる。

<訳者>

近藤弥生子:台湾在住ノンフィクションライター。主な著書は『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』等。

 

レーベル発刊25周年を迎えた「集英社新書」について

 

“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を泳ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供=案内する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します。

 

 

書誌情報

タイトル:オードリー・タンの母が語る「自主学習のすすめ」

著者:李雅卿、朱佳仁、唐宗浩/翻訳者:近藤弥生子

発売日:2025年9月17日(水)

定価:1,320円(10%税込)

ページ数:224

判型:新書判

ISBN:978-4-08-721381-2

集英社新書

※同日に電子版も発売。