宮城県白石市は、来年4月に開校する特殊な学校「白石きぼう学園」の概要を発表しました。この学校は「学校らしくない学校」をコンセプトにしており、制服や定期テスト、部活動、修学旅行はありません。入学式と卒業式のみが行事となります。
授業では、学年に応じた教科を学ぶだけでなく、不登校の児童・生徒に対しては「学び直し」の時間を設けます。小学校は3つのクラスに分かれており、中学校は学年ごとに3つのクラスがあります。登校時間は午前9時20分で、通常の学校よりも遅くなります。授業時間は1日5時間で、途中で退席することもできます。体験活動も児童・生徒の関心に基づいて行われ、自分たちで企画します。
最初は約20人の定員を予定していましたが、保護者からの関心が高いため、約50人に変更されました。開校に必要な経費として約630万円が計上され、市議会に提案される予定です。