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お子さんが学校に行きづらさを感じている中で、新しい学びの場や居場所を探している保護者の方へ。今回は、不登校を経験した16歳の関口桃子さんが代表を務めるオルタナティブスクール「ライクスクール」の取り組みをご紹介します。クラウドファンディングを通じて、不登校の子どもたちが抱える「孤独感」を打ち破り、「好き」を原動力に学びを深める場所を創ろうとする、希望に満ちたニュースです。
16歳代表のオルタナティブスクール「ライクスクール」とは?
千葉県船橋市に2026年11月の開校を目指している「ライクスクール」は、「好き」から学ぶことをコンセプトにしたオルタナティブスクール(フリースクール)です。
このスクールを立ち上げたのは、合同会社I likeの代表社員である関口桃子さん。なんと、小学3年生から中学3年生までの約6年間、不登校を経験した16歳です。自身の経験から、子どもたちが「好き」を入り口に学びを深め、自分らしく成長できる場所の必要性を強く感じています。
現在、開校資金を募るクラウドファンディングを実施しており、すでに第一目標の150万円を達成(2026年8月28日時点で223万9,000円)。現在はセカンドゴールとして「支援金額300万円」と「支援者300人」を目指しています。特に「支援者300人」には、関口さん自身の強い思いが込められているようです。
なぜ今、新たな学びの場が必要なのか?不登校の現状と課題
文部科学省の調査によると、2024年度の不登校の小中学生は全国で353,970人にのぼり、12年連続で過去最多を更新しています。これは、決して一部の家庭だけの問題ではなく、社会全体で向き合うべき課題であることを示しています。
ライクスクールが開校を予定している船橋市も例外ではありません。市の資料によれば、2024年度の市内の不登校児童生徒数は小学校で665人、中学校で918人、合計1,583人にもなります。市内の中学生ではおよそ17人に1人が不登校という状況です。しかし、その受け皿となる学びの場は、まだまだ限られているのが現状です。
ライクスクールは、既存の学校を否定するものではありません。私たちが本当に増やしたいのは、子どもたちが安心して過ごせる「選択肢」です。家庭以外に安心して過ごせる場所があり、自分の「好き」から学びを深めていける。そんな居場所が、今、多くの地域で求められています。
💡 ワンポイント
お子さんが不登校になったのは、決して保護者の皆さまの頑張りが足りないわけではありません。社会全体の構造的な課題の中で、子どもたちが苦しんでいるケースも少なくないのです。ご自身を責める必要は全くありません。
「孤独感」を打ち破る「300人の応援」という目標
ライクスクールのクラウドファンディングで最も大切にされている目標は、「支援者300人」を集めることです。代表の関口さんは、自身の不登校経験から、子どもがいちばん強く抱えるのは「孤独感」であると語ります。教室に行けないことで「社会から取り残されているのではないか」という感覚が、どれほど子どもを追い詰めるかを知っているからです。
だからこそ、「あなたを応援している大人が、これだけの数いる」という事実を、目に見える形で子どもたちに手渡したい。300万円という金額も、300人という「味方の数」に置き換えられて初めて意味を持つ、と考えています。金額の大小ではなく、一人ひとりの「応援するよ」という意思表示の数を集めたいという思いから、1,000円の支援プランも新設されました。
実際に支援者からは、100件を超える応援メッセージが届いています。特に目立つのは、自身や我が子が不登校を経験した方々、そして地元・船橋の方々の声です。
「自分は約10年不登校を経験しており、夜間高校で自身の『好き』に出会えたことから人生の流れが変わりました。いち不登校経験者として、かつ地元民として応援しています」
「私の子どもも学校に行けず2年が経ちました。どんな子でも学ぶ環境、居場所がある社会になってほしい。そんな場所を作ってほしいです」
このような声は、ライクスクールの取り組みが、不登校の子どもを持つ家庭や地域社会に深く響いていることの証拠と言えるでしょう。
「好き」を原動力に学ぶライクスクールのユニークな教育方針
ライクスクールの代表である関口桃子さんは、不登校期間中にアニメをきっかけに太宰治などの文学作品に触れ、そこから哲学、さらには資本主義やSDGsへと、自分の「好き」を入り口に学びを広げていきました。中学3年生の夏には、SDGsを掲げる企業の社長に手紙を書き、取材を申し込むなど、その行動力は目を見張るものがあります。
2025年3月には、SDGs「誰ひとり取り残さない」小論文コンテストで大賞を受賞。不登校がもたらす「孤独」をテーマにしたこの論文が、「300人の支援者」という目標の背景にある課題意識につながっています。
ライクスクールが目指すのは、「好き」にあふれた未来をつくり、「好き」にまっすぐ生きる人を育むこと。大人の役割は「教える」ことではなく、「場をつくる」ことに徹します。具体的には、対話する、見守る、情報を提供する、小さく背中を押すという4つの関わりを通じて、子ども自身が計画を立て、自分の「好き」を探究していくことを重視しています。
実際に体験教室に通う子どもたちからは、「自分が知らなかった『好き』を見つけられた」「人と話すことが好きなことに気づいた」といった声が聞かれます。保護者の方からも、「スタッフの方が子どもの様子を丁寧に報告してくれるので安心できる」「子どもたちが人前で自分の意見を発表したり、ゲーム会社にメールを送ったりと変化を感じる」という喜びの声が届いています。
保護者の皆さまへ:新しい学びの選択肢を知るための3ステップ
不登校の子どもを持つ保護者の皆さまにとって、ライクスクールのような新しい学びの場は、希望の光となるかもしれません。今日からできる具体的なアクションとして、以下の3ステップを提案します。
ステップ1:ライクスクールのクラウドファンディングページを見てみる
まずは、ライクスクールの想いや具体的な活動内容を知るために、クラウドファンディングのプロジェクトページをご覧になってみてください。支援の有無にかかわらず、活動を知ることが、お子さんの未来を考えるきっかけになるかもしれません。1,000円から支援できるプランもあります。
クラウドファンディング「千葉県船橋市に「好き」から学ぶオルタナティブスクールを開校したい!」
ステップ2:不登校支援に関する情報収集を続ける
不登校に関する情報は日々更新されています。CoConをはじめ、様々なメディアや団体が発信する情報にアンテナを張り、お子さんに合った学びの選択肢や支援策を探し続けてみましょう。地域によって利用できる制度や施設も異なります。
ステップ3:地域の相談窓口や専門機関に相談する
一人で抱え込まず、専門機関や信頼できる人に相談することも大切です。自治体の教育相談窓口や、不登校支援を行っているNPO法人、フリースクールなど、様々なサポートがあります。必要に応じて、心身の健康に関する専門家への相談も検討してみましょう。
⚠️ 注意
もし、お子さんの心身の健康に不安がある場合や、自傷行為・希死念慮などの兆候が見られる場合は、すぐに専門の医療機関や相談窓口に連絡してください。
よりそいホットライン:0120-279-338(24時間対応)
こども家庭庁 相談窓口:https://www.cfa.go.jp/councils/hoiku-kosodate/sodan/
CoConから保護者の皆さまへ
不登校の子どもを持つ保護者の皆さまは、日々、お子さんのこと、そしてご自身のことで様々な不安や葛藤を抱えていることと思います。不登校は、決して特別なことではありません。そして、お子さんも保護者の皆さまも、決して一人ではありません。
ライクスクールのように、当事者の経験から生まれた新しい学びの場が、少しでも多くの家庭に希望を届け、子どもたちが自分らしく輝ける未来につながることを心から願っています。
CoConは「不登校の家庭をひとりにしない。CoConが、隣で考えます。」という姿勢で、これからも皆さまに寄り添い、役立つ情報をお届けしていきます。
よくある質問(FAQ)
Q.ライクスクールはいつ、どこに開校する予定ですか?
Q.ライクスクールの対象年齢や料金はどのくらいですか?
Q.ライクスクールの「好き」から学ぶ教育とは具体的にどのようなものですか?
Q.クラウドファンディングの「支援者300人」という目標にはどのような意味がありますか?
Q.不登校の子どもを持つ保護者として、他にできることはありますか?
参考・出典元
本記事は以下の公的機関等の情報を参考に作成しています。制度の詳細・最新情報は必ず一次ソースでご確認ください。
