「学習塾」と聞くと、学校の定期テスト対策や受験指導を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし実は、学習塾のなかには「不登校対応」「不登校専門」で学習指導を行うところもあるのです。
この記事では「学習塾」のメリット・デメリットを紹介します。不登校児童・生徒の学校外の学びの場として「学習塾」を検討している人はもちろん、お子さんに合った学習方法で悩んでいる人も是非チェックしてみてください。
目次
「学習塾」で受けられる学習サービス
不登校にも対応している学習塾の場合、以下のようなサービスを受けることができます。
- ・学校への復帰もサポートしてくれる
- ・塾によっては自宅型・通塾型を選択できる
不登校対応を謳っていない場合でも「マンツーマンレッスンがメイン」の学習塾を選ぶとハードル低く利用できますよ。
では、不登校児童・生徒が「学習塾」を利用するメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
不登校の子が「学習塾」を選ぶメリット
学校の進度に合わせられる
欠席期間が長くなると、心配なのは「学習の遅れ」。学習塾は、学区内の学校の児童・生徒への学習支援を中心に行います。そのため、学校のカリキュラム・学習進度についての情報も豊富。学校のペースに合わせて学習を進めていけます。
「復学したい」「受験に向けて勉強に遅れを出したくない」という希望がある場合、学習塾で学ぶのは大きなメリットになるでしょう。
友達に会える
地域の学習塾であれば、友達も同じ塾に通っている場合もありますよね。友達と一緒に勉強できること、友達に会えることが通塾のモチベーションになります。
ただし「友達に会える」ことがデメリットになる児童・生徒もいるので、この点は注意が必要です。
不登校の子が「学習塾」を選ぶデメリット
塾の方針が合っているか吟味が必要
学習塾を利用するとなると、通塾可能な範囲が絞られます。通える範囲に自分に合った学習塾があるとも限りません。
- 不登校支援に対応しているのか、理解があるか?
- その学習塾の方針が合っているか?
- どの程度個別に対応してくれるのか?
保護者の方の希望はもちろん、お子さんに合った指導を受けられるのかを吟味する必要があります。学習塾への通塾を検討する場合、必ずお子さん自身が体験入塾してから選ぶことをオススメします。
外出・対面指導へのストレス
不登校児童・生徒のなかには、外出すること、対面で話すことに大きなストレスを感じるお子さんもいます。クラスメイトに絶対に会いたくない、という場合もあると思います。
- 学習塾まで通い、対面で授業を受けること
- クラスメイトと会う可能性があること
- 知らない人たちに囲まれて過ごすこと
に対して抵抗がある場合、学習塾以外のサービスを検討したほうがよいでしょう。
勉強に遅れを出したくない人にこそ「学習塾」
不登校の児童・生徒向けの学習サービスのなかでも、以下のようなお子さんには「学習塾」がオススメです。
・学校の学習進度に合わせて学びたい人
・外出・通塾、対面授業に抵抗がない人
・友達に会うことがモチベーションになる人
学習塾を利用することで毎日の学習リズムを作り、復学や受験といった次のステップにつなげていきましょう!