東京都は、不登校の小中学生が利用するフリースクールに対して、1人あたり年間最大24万円の支給をする方針を固めました。
都が新年度予算案に関連経費3億円を計上し、都議会に提出することで実現します。
- 不登校の子どもの増加
- フリースクールの利用にかかる負担軽減
のために、支援策が取られることになりました。
都内の不登校の小中学生は、2021年度には2万3261人に上り、20年度から約4千人増加。
都は、今年度からフリースクールに通う子どもたちの実態調査を開始し、活動や利用者が求める支援内容についても調査を行いました。
調査に協力してくれた保護者には、月に1万円の協力金が支給され、それが実質的には授業料の補助となっていました。
都の関係者によると、フリースクールの授業料は月平均約4万5千円。今後も実態調査を継続し、協力金を月2万円に引き上げる予定です。
さらに、不登校の子どもたちに対する支援策の先進例を調べるために、5千万円の費用を計上することも決められました。将来的には、フリースクール運営事業者への補助も検討されることになるでしょう。
このような支援策が増えていくことで、不登校の子どもたちがより良い教育環境で学ぶことができるようになることが期待されます。
※東京都教育委員会