京都府舞鶴市にある「聖母の小さな学校」は、不登校の生徒が在籍しており、同施設での活動を通知表の評価に反映する取り組みを続けています。
同施設は学校復帰や社会的自立に向けて、学校や教育委員会との連携を重視。施設での学習や活動を成績に加味する評価方法を導入しています。
これにより、不登校の生徒たちにとって前向きな気持ちが芽生え、社会的自立に向けて大きな力となっているとのことです。
フリースクールと学校の連携の具体例が少ないため、自治体も模索を続けている現状があります。施設での学習や活動を成績に加味している学校はまだ多くありません。そんななかでの、「聖母の小さな学校」の取り組みは画期的なものであると言えるでしょう。
頑張りに応じて通知表にも「2」や「3」が並ぶというこのシステムは、不登校児童・生徒、保護者たちにとって学びへのモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
2023年4月、千葉県でも「千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例」が制定されました。不登校問題への各自治体の動きから目が離せません。
※参考