「不登校のトビラ」第二回では、不登校の専門家が「子どもとゲームとの付き合い方」をテーマに、トークセッションを行いました。
この記事では、イベント内「安心してオンラインで話しながらできる場所はどこ?」というセクションを記事化しています!
ぜひこの記事からチェックしてみてください。
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目次
▼登壇者
一般社団法人 楽習楽歴代表理事
蓑田雅之さん
コピーライター。
「東京サドベリースクール」の元保護者であり、現在は評議員を務める。
子どもがオルタナティブスクールへ通うようになり、従来の学校教育のあり方に疑問を持ち、教育分野の研究に着手。
自立した人間を育てるための保護者のあり方を探求するとともに、企業や保育園・幼稚園で不登校にならないための予防薬「おはなしワクチン」の活動を続けている。
◆蓑田さんの著作『「とりあえず、ビール。」で、不登校を解決する』
NPO法人 自由創造たんぽ代表理事
米澤美法さん
NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ代表。心理支援カウンセラー。子育て支援員。
息子の不登校の経験と、自身の海外での生活や仕事の経験から、日本で窮屈さを感じる子どもたちが自分らしく生きるために、「常識」にとらわれない幸せな生き方のサポートに目覚め、湘南エリアで活動中。
レギュラーワークは図書館。本と音楽とちいかわとMARVELをこよなく愛する。
▼ゲスト
ゲームで学び遊ぶシン・スクール代表
ヨッシー塾長
エンタメお仕事から脱サラし個別学習塾を地元で10年。2020年よりゲームでの学び遊びに特化したシン・スクールをリアルとオンラインを同時に運営中。今の子に今の面白さを。主体的な学びをコスパ良く。『ゲーム✖︎キャンプ』他、【学べるエンタメ】を活用した遊びからの学びをやっちゃう変な子どもオジサン(Twitterより)
中2女子、不登校です。フォートナイト、スプラトゥーンをしています。オンラインでそのときに繋がった人と遊んでいますが、安心してオンラインで話しながらできる場所はどうやって見つけるのでしょうか?
米澤:
「オンラインで安心して遊べる場所」っていうのは、もう自分で見つけていくしかないのかなと思います。思うんですけど……ヨッシー塾長に話を聞いてみたいと思います。
ヨッシー塾長:
お世話様です。お久しぶりです。
米澤:
ヨッシー塾長はシン・スクールというフリースクールをされていて、ゲームソムリエを名乗っていらっしゃいます。
蓑田:
ゲームに特化したフリースクールっていう、すごい珍しいフリースクール。
ヨッシー塾長:
振り切っておりますね。
米澤:
ゲームの達人ですのでちょっとご意見を伺ってみたいと思うんです。どうですかね?オンラインゲームで安心してできる場所。
蓑田:
チャットできる場所ってことですね。
ヨッシー塾長:
まず僕、ゼルダの新作を今日は待ち構えていてですね。ゼルダの新作のダウンロード版っていうのが、曜日が切り替わった瞬間にプレイできるんです。
なので今日夜12時を過ぎたら、最速でプレイができるんですけど。
※「不登校のトビラ」セミナー当日は5/11
それをシン・スクールのみんなとZoomで繋いで最速で一緒に、それぞれ一緒にプレイやろうぜっていうのをやります。
米澤:
すごい!楽しそう。
ヨッシー塾長:
めちゃくちゃ楽しみです。
ただ、それはもう僕はもう僕はただ僕のゲームをやるだけで、みんなもそれぞれのゲームをやるだけで、ただ繋いでやるだけ。
そこはもう雑談なんで僕も料金は取らないし。それは僕がそもそもゲームが好きだから。ゲーム好きおじさんなので、近所の子を集めてっていうか、オンラインもやってますけども、一緒にゲームやりたい子と一緒にやろうぜっていうふうにしてるんですね。
今そういうのが、ちょこちょこ増えてます。あちこちのところで「オンラインゲームを一緒にやりませんか」っていうのが、いろんなパターンで増えています。
場所により多少個性もあります。戦い系のゲームのところもあれば、例えば「どうぶつの森」とか優しい感じ系のところもあれば、女性がやられてるようなところもあったりしますので。そういうところが一つ選択肢としてはあるかなと思います。
ただどうしてもですね、そうなるとちょっとお金もかかるとか、そういうのも出てくる。
そういう意味で、今地方の団体とかでも「ゲームでみんなで一緒に遊びましょうよ」っていうのがだんだん出てきています。一番最近で言うと、「お寺でeスポーツ」。
九州の方で今起きてて、今僕の方にも応援してくれないかと言われていて。東京のお寺を今から探そうとしてるんですが、お寺って意外と多少音出しても大丈夫なんですよね。
除夜の鐘とかついてるぐらいなので。
蓑田:
なるほど!
ヨッシー塾長:
昔はよく子供らが集まったりとかも大人が集まったりしてたものなんですけど、最近すっかり集まらなくなっちゃったっていうのもあって。
ただお寺さんとしては、「何か助けになりたい」「場所を貸してもいい」っていうところがあって。お寺の中でeスポーツを、パソコンを置いてゲーム機を置いて、みんなでフォートナイトやったりとかスプラトゥーンやったりとかっていうのをやられてるところが今出てきてるんですね。
そんなふうにですね理解ある方もどんどん増えてはいるので、諦めることをせずにですね
またオンラインだけっていうふうに考えないでも、リアルな場で集まってやるっていうところもだんだん増えてはいます。もしオンラインでよろしければうちもそうですし、他のところもあります。
簡単ですから。オンラインでZoomで繋ぎながらゲームをやるだけなので、結構簡単にやれちゃいます。
多少そこで料金が発生するっていうのもあるんですけど……東京都でいうと、東京都のフリースクール支援が月2万円っていうのが制定されました。
蓑田:
しましたね。
ヨッシー塾長:
うん。月2万円のフリースクール支援もですね、リアルとオンラインを併用してるフリースクールだったら、対象になるんです。
蓑田:
シン・スクールも、なってるんですか?
ヨッシー塾長:
なってるんですよ。うちはリアルとオンライン両方やってるので、リアルで通所してますっていうふうにして、もちろん通所もたまにくればいいっていうのもあるんですが、普段は結構しょっちゅうオンラインでZoomで一緒にゲームしてるっていう状態なんですが、それでも月2万円のフリースクール支援は出てるんですね。
※参考
令和5年度フリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業への調査研究協力者の募集について|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)
蓑田:
それ、知らない人も多いみたいなんですよね。
ヨッシー塾長:
そうなんです。そこをもっともっと広げるべきです。
蓑田:
本当にそれは広めるべきだと思ってて。予算が余っているらしいんだよね。
ヨッシー塾長:
名目的には調査費っていうことで、調査費のフリースクールの実態を調査するために、調査費の調査協力費として月2万円渡すっていうのがあるので
東京都にお住まいで、不登校のご家庭はですね、ぜひチェックして、東京都のホームページを見て、該当する施設に行かれるっていうことをやはりおすすめしてます。
うちはその東京都の職員の方も1回見に来られて。
ゲームしかしてないですけどって言ったんですけど、でもそのときには僕も「ゲームの中でこんなことができる」「あんなことができる」っていろいろ言って認めていただいてはいるので。
子どもの気持ちっていうのももちろんそうなんですが、先ほど言われてたようにデジタル界隈のIT業界の人たちは、ゲームなんてのは普通のツール、ビジネスとして使ってる。
そういう世界にも今なってますので、そういう視点でいけば、何も恐れることなく堂々とゲームを1つのツールとして使うのは、僕はおすすめしたいと思います。
蓑田:
ぜひ興味がある方はシン・スクールで検索してみてください!
ヨッシー塾長:
ありがとうございます。かなり堂々とずっと発信しておりますのでこの1年間、どんだけあのやんちゃな子たちがやってるかっていうのもね、そこで見ていただければわかると思いますんで。安心してください!
米澤:
ありがとうございます!
不登校のトビラ 第2回「子どもとゲームとの付き合い方」
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次回開催もお楽しみに!
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